2024年F1第23戦カタールGP決勝トップ10ドライバーコメントまとめ(2)
2024年F1第23戦カタールGPの決勝レースで優勝~5位のドライバーが日曜日を振り返った。優勝~5位のドライバーはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、シャルル・ルクレール(フェラーリ)、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)、ジョージ・ラッセル(メルセデス)、ピエール・ガスリー(アルピーヌ)だ。 【写真】2024年F1第23戦カタールGP決勝 ポールポジションからスタートしたジョージ・ラッセル(メルセデス) ■ピエール・ガスリー(BWTアルピーヌF1チーム) 決勝=5位(57周/57周) 11番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード 今日は5位で終えることができて、信じられないようなレースだった。それに、チーム全員のためにとてもうれしく思う。最初からレースをうまくコントロールできていると感じた。難しいスタートだったが、ケビン(・マグヌッセン)についていけるペースがあり、彼がピットインすると、僕たちはラップごとに全開で走行した。 結局セーフティカーが出動したので、ピットストップをしてハードタイヤに交換した。その後は、チェッカーフラッグが振られるまでずっとカルロス(・サインツ)を後ろに抑えていなければならなかった。 確かに楽しいレースだったし、マシンの感触もよかった。競争力もあり、5位を守ることができるという自信もあった。僕たちはコンストラクターズ選手権を争う最終ラウンドに臨むので、それに向けて準備を整えなければならない。 ■ジョージ・ラッセル(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム) 決勝=4位(57周/57周) 1番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ハード 週末を通してペースがとても良かったのに、今日はそれが感じられず、奇妙なレースだった。全体的に僕のレースはあまりうまくいかなかった。スタートが悪く、その後のペースも良くなくて、レースの最後にはペナルティを受けた。 ハードタイヤで思ったほどのペースが出ず、周囲のドライバーたちと比べて、速さが足りなかった。マックスとランド(・ノリス/マクラーレン)にスタートで追い越された後、僕には彼らに追いつくだけのスピードがなかった。ピットストップ後、ポジションを取り戻そうとしたが、苦戦した。 金曜日と土曜日はずっとマシンが最高だったので、今日のペースがなぜ良くなかったのかを理解する必要がある。ルイスも僕もスタートが悪かった理由については、ある程度分かっているけれど、スプリントで発揮したパフォーマンスがなぜ失われたのかについて、完全に理解する必要がある。 コンマ2秒縮めるか失うかで、トップに立つか、6番手、7番手になるかの差が出る。来週のアブダビでは、昨日やベガスの状態のマシンで走れることを願っている。チームとして、次戦はもっと良い週末を過ごしたいね。 ■オスカー・ピアストリ(マクラーレン・フォーミュラ1チーム) 決勝=3位(57周/57周) 4番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード 満足だよ。レースは楽しかったし、この素晴らしいトラックでまた表彰台に上れてうれしい。 コース上で良いバトルがあったけれど、上位のマシン同士のペースがほぼ同じだったために、チャレンジングだった。DRSに入るのも大変で、DRSに入っても、なかなかオーバーテイクできないんだ。それでも楽しかったけどね。 僕たちの場合、セーフティカーのタイミングが悪かった。それもレースだ。来週は全力を尽くして勝利をつかみにいく。エキサイティングなレースになるだろう。 ■シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ) 決勝=2位(57周/57周) 5番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード 今週末は難しい週末になると予想していたので、マクラーレンとの差を縮めることにつながった今日のレース展開には満足している。僕は少し運が良かったけれど、カルロスはパンクが起きてしまってついてなかった。パンクがなければ2位と3位でフィニッシュできたかもしれない。そういう意味ではチームとしては残念だが、全体的にはここでこれだけの競争力を発揮できたのは、ポジティブなことだ。 フェラーリという象徴的なチームでレースをしている身としては、マラネロにコンストラクターズタイトルを持ち帰って、シーズンを締めくくることができたら最高だ。タイトル獲得に必要なポイントを1回の週末に獲得するのは簡単なことではない。でも、まだ可能性は残されているから、それを達成するために全力を尽くすよ。 ■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング) 決勝=1位(57周/57周) 2番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード レース全体を通して、とても楽しめた。特に序盤はランド(・ノリス/マクラーレン)と激しくプッシュし合い、楽しかった。 2番グリッドからスタートした後、ターン1でトップに立ち、タイヤを正しいウインドウに入れ、最大限のパフォーマンスを発揮した。マシンの感触はかなり良くなり、今日はとても楽しかった。ドライコンディションで勝てたのも良かったよ。数レースぶりだからね。 もちろん、退屈なレースではなかった。リスタートやセーフティカーに何度も対処しなければならなかったんだ。それを通して学習し、トップの位置を維持することができた。 カタールで勝てたことを誇りに思う。今週末、素晴らしいパフォーマンスを実現してくれたチームが誇らしい。ここは素晴らしいトラックで、僕にとってカレンダーのなかでもお気に入りのひとつだ。 アブダビではセットアップを完璧に仕上げて、素晴らしいレースでシーズンを締めくくりたい。 [オートスポーツweb 2024年12月03日]