日銀・黒田総裁会見9月22日(全文3完)みずほ銀行のシステム障害は大変遺憾
日銀の黒田東彦総裁は金融政策決定会合後の22日午後、記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは、「日銀・黒田総裁が定例会見 景気「基調としては持ち直している」(2021年9月22日)」に対応しております。 【動画】日銀・黒田総裁が定例会見 景気「基調としては持ち直している」(2021年9月22日) ◇ ◇
経済持ち直しのメカニズムは変わっていない
黒田:だからそういう意味では、不確実性が高まってるし、一部のところで経済見通しに関する部分で修正したところも見られるわけですけども、基本的な循環メカニズムとか、それから基本的に持ち直しているという傾向が変わったということではないということで経済の見方を示してるわけで、これはある意味でいうとたぶん政府とかIMFの国際機関とかの見方も同じようなものだと思うんですけども、そういう意味で足元、成長率も少し下方修正になってますけども、基本的な経済の持ち直しのメカニズムは変わっていないということだと思います。 それから、みずほ銀行の、これはやっぱり個別のことなんでなかなかコメントし難いんですけども、確かにみずほ銀行の一連のシステム障害でかなり多くの顧客に影響が及んだということで、しかも何度も起こってるわけでして、これは確かに大変遺憾であり、あらためて原因究明と再発防止の徹底が求められるということだと思います。日本銀行としても金融庁と連携しつつ実態の把握に努めておりまして、今後とも適切に対応していきたいというふうに考えております。 朝日新聞:幹事社です、すいません。今、計画の45分、経過しました。今、手をあげられてる方を。じゃあ、今、手をあげられてる方で終わりにしたいと思います。
貸付対象先の範囲の狙いは
ニッキン:すいません、ニッキンの【タダ 00:57:44】と申します。気候変動対応オペについて伺いたいんですけれども、制度の趣旨として民間金融機関の取り組みを支援するものということで理解はしているんですけれども、今回、公表された基本要領で貸付対象先のいわゆる範囲に公的金融機関で具体的に【セイトウキン 00:58:06】が加えられてると思うんですけれども、その理由ですとか狙いがもしあれば教えていただければと思います。 黒田:これはほかのコロナ対応の特別オペとかその他でも要望があれば対象に加えてますので、それと同じで特別に何か排除すべき理由もありませんので加えてるということに尽きると思います。