RIZINの試合で反則三昧!レフェリーも殴られスタッフがリングに雪崩込むも「皆さんが望む闘いしかしていない」
31日、さいたまスーパーアリーナにてRIZIN DECADE『雷神番外地』が開催。『朝倉未来軍vsBLACK ROSE軍』第7試合では[朝倉未来軍]安保瑠輝也vs.[BLACK ROSE軍]シナ・カリミアンが行われた。 安保は世界的ボクサーのライアン・ガルシアと戦うはずだったが、ライアンの練習中の怪我により試合が消滅。 その安保へ朝倉未来が『雷神番外地』記者会見中に電話をかけ朝倉未来軍に勧誘し、安保も「BLACK ROSEって最近平本筆頭にちょっと言動が謎すぎてカッコワルすぎるから。こんなんで格闘技界引っ張ってくとか無理な話やし、俺が朝倉軍の大将としてしっかり解体させてもらうわ」と参戦が決定した。 対するカリミアンは2018年からK-1に参戦すると同年に初代K-1 WORLD GPクルーザー王者へ。継続してK-1を盛り上げてきたが、ローブローやレフェリーへの攻撃、「後頭部を殴られた」と試合中にアピールして試合がノーコンテストになるなど問題児的な行動が目立ち始める。さらに12月の試合ではまたローブローでノーコンテストとなり、素行も含めてヒールファイターのイメージが付いている選手だ。
体重差が約20kgある状態での試合となり、試合前の会見ではこのルールでは反則になる得意技のバックブローを出すことを予告していたカリミアン。 1Rからバックブローを見せたカリミアンだったが、安保は笑って腕を上げてアピールし試合続行。その後は安保がどんなにパンチを顔面に当てていってもカリミアンは平然と前に出ていく。カリミアンはノーガードで自分の顔を叩いて打ってこいと挑発し、安保のワンツーが顔面を捕らえていくもカリミアンは倒れない。カリミアンのパンチも安保を捕らえることはほぼないが、安保のパンチも効かずに最終ラウンドへ。 お互い反則技であるバックブローの打ち合いになり、レフェリーが割って入るがカリミアンは構わずにレフェリーごと殴り飛ばしていく。流石に審判たちがリングに雪崩込みお互いをコーナーに下がらせ公開説教。好き放題の試合を見せたまま判定になり、判定3-0で安保の勝利となった。 試合を終えたカリミアンは「子どもと遊んでるようだった。これは格闘技だ。ヘビー級がやり合っているところで間に入るジャッジはそれをしっかり止められる人間でなければならない。レフェリーを殴りたかったわけではない。正直なにが起きていたのかはわからないが、もしレフェリーに当たっていたなら申し訳ない。(バックブローは)自然と出てきたものだ。狙ってやったものではない。たまたま出たものだ。お前は間違いをしたことはないのか?みんなもそうだろう(毎回反則があるが)皆さんが望む闘いしかしていないからだ。そういうことをしなければお前らも書くことがなくて困るんじゃないか?一体私がどこで追い込まれた?なんてことなかった。別に10Rでも12Rでも良かった。RIZINの選手全員と何Rやっても出来るスタミナもある」と笑顔を見せる。
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