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大阪・通天閣のビリケンさん復活「しばらくエアータッチでよろしく」30日営業再開へ社長の思い

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THE PAGE

臨時休業中の「通天閣」30日から営業を再開

大阪・通天閣のビリケンさん復活「エアータッチでよろしく」30日再開へ社長の思い

 ビリケンさん、おかえり━━。大阪市浪速区の観光スポット「通天閣」は29日、背中に大きなヒビ割れが見つかり製造元で修復していた幸運の神様「ビリケンさん」が展望台に復帰したと発表した。通天閣は30日から営業を再開。通天閣観光の高井隆光社長は「ビリケンさんが戻ってきてくれてうれしい。厳しい状況が続きますが、ともにがんばっていければ」と話している。 【写真特集】背中にヒビ割れが見つかり、運び出されるビリケンさん

休業中の展望台で背中のヒビ割れを発見、修復へ

 いつも展望台で観光客を見守り、足裏をなでると願い事が叶うとして知られているビリケンさん。新型コロナウイルスの影響で入場者数が減り続け、高井社長は毎日、足裏をなで「早くウイルスが終息しますように」と願い続けた。  しかし、政府の緊急事態宣言を受け、4月9日から無念の臨時休業となった。その休業期間中、高井社長がだれもいない展望台で点検を行っていた際、ビリケンさんの背中に大きなヒビが入っていることが分かり、休業期間中を利用して、製造元の仏像製作所「松久宗琳佛所」(京都市中京区)に修復を依頼。今月1日に展望台から持ち出されていた。

2012年から座っていたビリケンさん、ヒビ割れも修復

 高井社長は持ち出しの際「木なので水分がとんだりする関係でヒビ割れはおきるんですけどね。ただ毎日願い事をしすぎて疲れさせたかなあ」と心配な表情を浮かべていた。しかし「2012年から展望台に座ってきて、ちょっと疲れたと思うんで『入院』してもらいます」と気持ちを切り替え笑顔で話していた。  このビリケンさんは3代目で、素材はクスノキ製。今回は背中のヒビ割れにを樹脂で埋め、汚れを布で落とし、足裏も絵の具を塗り重ね、すっかりきれいになって「退院」した。  「この休業があったこそ気づいたし、今回の『入院』は良かったと思います」と高井社長。「(30日からの)営業再開を手放しに喜べず悩ましいですが、ビリケンさんの退院はうれしいです」と笑顔で続けた。ただ、感染拡大防止のため、足裏は直接なでず「エアータッチで」と呼びかけている。

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