日本維新の会次期代表「決まればみんなで支えるべき」大阪・吉村知事会見7月20日(全文4完)
基準案を考えているなら教えて
なので、おまえは基準を定めろと言っておきながら、基準がないのになんで国葬を賛成と言えるんだということかもしれませんけども、今、基準がないという前提で考えたとして、僕は国葬にふさわしい方だと、元総理だというふうには思ってます。でも、そこはやっぱり基準をきちんと定めて、今回だけではなくて、今後もその基準が適用されるというようなことを、僕はやっぱり内閣としてはやるべき。国葬という限りは、やっぱりそうだと思います。 例えば、時の政権が違う政党であったとしても、ふさわしい方に国葬にすべきだし、心情としては違うなと思ったとしても、国全体として考える内閣の立場からすると、やっぱり一定の合理的な基準というのを定めた上で、国葬にするかどうかの判断を、僕はすべきだと思ってます。なので、基準がないから意見言いませんっていう立場では、僕はないんですけれども、僕自身はふさわしいと思ってますが、やっぱり基準は定めたほうがいいと思ってます。また、これは内閣の裁量でできることなんだろうとは思います。 共同通信:1点だけ。なかなか明確にその基準っていうのを、数字とかをもって、何年以上務めたらとかっていうのは難しいとは思うんですけども、もしご自身の中で基準に相当するような、何かラインの案みたいなものが、もしあればお願いします。 吉村:やはり全ての総理が国葬になるというのではないと思いますので、そうであれば、もうそういうふうに決めたらいい話で。でもそうならないと思いますから、やはり総理の中でも特筆すべき実績を残された方、その特筆すべきものっていうのはなんなのかというのを基準化していくということなんだろうと思います。 憲政史上最も長い期間、総理を務められた。これ非常に重責ですから。それを歴代最も長い期間務められていると。それだけ信任があったということなので、そういったことも僕は1つの基準になるんだろうと思ってますし、それ以外のところでも基準っていうのはやっぱり、こういう人が国葬として、こういう元総理が国葬としてふさわしいというのは、しっかり議論をした上で、基準を作っていくということが重要だと思います。