大阪府・吉村知事が定例会見4月28日(全文2)根拠をできるだけ丁寧に説明しようと
この1年間をどう考えているのか
時事通信:すいません、時事通信の山中です。先日、緊急事態宣言の発令が決まった23日に、RADWIMPSというアーティストの野田洋次郎さんという方がツイートをしていて、その内容が、この1年間の考察や反省、説明が何もない状態で3回目の緊急事態宣言なんて聞く気になれねえという気持ちになるという話、ツイートをされています。行き当たりばったりのような政策に感じて気がめいるとか、やることやった果ての緊急事態宣言なのか疑問と。 若者の気持ちを代弁して反響を呼んでいるのかなと思っているんですけれども、問いとしてはこの1年間、何をしてきたんですかというのが大きな疑問なんだろうなと思います。この局面が厳しいのはよく理解していますけれども、この1年間を振り返って、どのように考えているかというとどうでしょう。 吉村:そのアーティストの方でそういったご意見があるというのは、いろんなご意見やっぱりあるだろうというふうに思っています。ただ、記者さんの質問ですけど、僕は毎日やっていること、今日もそうですけれども、公表して説明をしていっています。で、こういった形でやっていきますというのも話をしていきます。その状況の中で記者さんから1年間振り返って、1年間何してきたんですかって言われても、ここでずっとそのために皆さんに公表もし、説明もし続けてきているわけです。
府民に言葉を届ける際に大事にしていることは
もちろんそこに対するご批判とか、足りない部分があるじゃないかという市民の皆さん、あるいは事業の皆さんの声というのはあるとは思いますが、その中身を何してきたんですかという、そのことに対しては今申し上げているとおり、不十分かもしれませんが今までできる限りのことを、その時点での対策というのをなんとか判断し、実行してきたと。ここが不十分だというご批判もやはり、これだけ感染が増えている中ではあるというふうに思いますけれども、専門家の意見も聞き、さまざまな判断をし、実行してきたというふうに思っています。それが十分ではないというご意見は、もうこれは当然、それはあると思います。 時事通信:この危機的な状況が長引く中で、府民との対話の重要性というのがすごい増してきているのかなというふうに思うんですけれども、知事がリーダーとして府民に要請内容ですとか、言葉を届ける際に大事にしていること、大事に考えていることがありましたら、あらためてお願いします。 吉村:どういう理由でその判断を取るのか、どういう考えの下、どういう根拠の下でその政策をやっていくのか。これについてはできるだけ丁寧に説明しようというふうに思って、この間やってきています。そこが不十分だというご意見、あるかも分かりませんが、僕自身はそこを一番心掛けてやってきています。この記者会見の場もそうですし、自分が個人的に発信する場合もそうですし、さまざまな情報機関、メディア、テレビ、新聞、さまざまなメディアを通じて発信するときもそうですし、どういうことを考えて、こういう理由でこういうことをするんですというのは、できるだけそこを明確にして、府民の皆さんにお伝えしようという心掛けをしてきていますし、これからもやっていきたいと思っています。 これが不十分かもしれません。そこはさまざまなご意見あると思いますが、僕はそう思っています。だからこういった記者会見や日々のぶら下がりの会見でも、基本的に質問がなくなるまでやるというのはそういうところにあるわけですし、それも不十分だと言われるかもしれませんが、僕の能力の中ではできる限りのことをそういう思いの中でやっているということです。 もちろんこれは僕だけが判断しているわけじゃなくて、健康医療部を含めて優秀な職員、大阪府にいますから、そういったところで組織決定したことを、できるだけ僕はなぜそういうことをするのかというのを明確に発信する責任があると思っていますから、それをやってきているということです。 【書き起こし】大阪府・吉村知事が定例会見4月28日 全文3に続く