大阪府・吉村知事が定例会見4月28日(全文2)根拠をできるだけ丁寧に説明しようと
自宅療養でとどまるようお願いする場合もあるのか
毎日新聞:今のところ非常に大事だと思うんですけれども、現状、1万人以上の自宅療養者がいて、ホテルのキャパっていうのが三千数百しかないと。で、これまでも患者側とかご家族の、一定の事情というのを考慮した上で、例えば同居家族に感染リスクの高い人がいらっしゃらないとか、ご本人の年齢が高齢でないとか、そういう条件を満たす方について自宅療養を認めてきたと。つまり自宅療養について認める方というのは、患者の事情を考慮した上で、時折そういう措置を施すことがあるという理解でいたんですけれども、確認したいんですが、医療提供体制ですね。例えば病床がすごく逼迫しているとか、そもそものホテルの部屋のキャパがないとか、そういう医療機関とか行政の側の事情で、保健所側から患者さんへの自宅療養の措置を、強制は当然できないでしょうけど、促したりだとか、自宅療養でとどまってくれませんかというふうに協力をお願いするという、こういうことも現状としてはあるんでしょうか。 吉村:現状、確保しているホテルの部屋数が3475室です。入ってらっしゃるのが1794名という形で、まだ50%です。ですのでホテルの室数が少なくて入れないという状況ではないというふうに思っています。また、ホテルについても現状ですと、10日間、退院基準が10日間、発症して10日たって、症状が快方した場合にはそこでホテル療養が終了するということになりますので、そういった意味では宿泊療養がキャパオーバーになっているっていうことはないと思っています。ですのでそれを踏まえた上で保健所としても、入院というか自宅療養、宿泊療養の振り分けということを保健所において適切に行っているというふうに思います。
自分たちが希望して自宅療養しているのか
毎日新聞:ホテルはキャパオーバーになっていないと。で、もう1つは自宅療養になる人というのは、本来は入院措置を施される人が自宅療養になるというケースもあって、その両方が合わさって、今1万2000人とか、一万数千人の自宅療養者が出ているっていうことですけども、そうしますと知事のご認識としては、この一万数千人の方々というのは、皆さん、自分たちが希望して自宅療養措置を取られているという、こういうご認識でいらっしゃるんでしょうか。 吉村:いや、これはだから保健所がその状況を、本人の状態を含めて本人と話をして振り分けをしているというふうに思っています。だから最初の振り分けのときに自宅療養かどうかを振り分けていますので、入院相当の方は入院、そしてその調整のときは入院調整、そういった振り分けですから、自宅療養の場合は保健所が本人の状況等も踏まえて、そして最終判断をしているというふうに思っています。 毎日新聞:つまり本人の意向とは別で患者さん、保健所側が患者さんの容体なんかを判断した上で自宅療養の措置を施すっていうこともあるっていうことなんでしょうか。 吉村:本人の意向も聞いて、保健所において最終判断しているというふうに思っています。 毎日新聞:分かりました。ありがとうございます。 司会:次の方お願いいたします。じゃあ。