大阪府・吉村知事が定例会見4月28日(全文1)50歳以下重症者が第3波の2倍に
大阪府の吉村洋文知事は28日午後、定例会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「「コロナ病床の逼迫はこのGWが大きな山場」大阪府・吉村知事(2021年4月28日)」に対応しております。 【動画】「コロナ病床の逼迫はこのGWが大きな山場」大阪府・吉村知事(2021年4月28日) ◇ ◇
医療体制は本当に極めて逼迫した状況
司会:お待たせいたしました、それでは知事の定例記者会見を始めさせていただきます。最初に知事のほうから報告がございます。よろしくお願いします。 吉村:現在の大阪の感染状況ですけれども、感染者数が1000名を超えるという日々が続いています。今なお減少傾向にもないと。非常に高い、非常に多くの感染者、1000名を超える感染者の方が、日々続いているという状況です。あと医療体制については本当に極めて逼迫した状況が続いているという状況です。そんな中、緊急事態宣言が出されまして、本当に府民の皆さんの命を守るという観点からも、社会経済、事業者の皆さんに本当にご負担をお掛けしていますが、府民の皆さんの感染対策の徹底、これをぜひお願いいたします。不要不急の外出の自粛、ぜひお願いをいたします。 1人でも感染者を減らすということが、今、何よりも大切な時期です。このウイルスは、最終的には人と人を介してでしか広がっていきませんので、最後は人の行動ということになります。今の大阪のこの感染者が非常に多いという状況、医療が極めて逼迫しているという状況、またこの変異株の拡大力の強さ、重症化のしやすさということを考えたときに、本当に今までのウイルスとはもう違うもんだという認識で、ぜひ感染症対策、徹底をお願いしたいと思います。
20、30代がぴょこんと上がりかけている
緊急事態宣言が始まりまして、またゴールデンウィークにも突入するということになります。ゴールデンウィーク中の集団での移動であったり、集団でのバーベキューであったり、さまざまな感染リスクの高い、ゴールデンウィークならではという活動は、今年については控えていただきたい。今、大阪においては、ぜひ控えていただきたい。自宅で過ごしていただきたいと思います。人との接触を避けて、感染リスクを下げていただけますよう、ご協力をよろしくお願いします。 中身について少し話させていただきます。今の感染の状況ですが、これは第4波です。これは第3波ですから、明らかに違う、急拡大の山が、今、出来上がっています。倍加速度で言いますと、この1週間を見れば、ほぼ横ばいとも取れますが、もう数で言うと1200名を超えるというような状況が続いて、減少する兆しも見えていません。 このあとどうなるか、またさらに上がっていくのか、横ばいになるのか、下がるのか。まだまだ分からないという状況です。変異株の感染拡大力からすれば、また同じように、ぐっと上がっていく可能性も十分ある。また併せてそもそも今が非常に高いわけですから、その中で、皆さんの感染対策の徹底をぜひお願いしたいと思います。次、お願いします。 年代別です。10代から50代までですけれども、現状、少し横にもなりつつありますが、ただ直近で見ますと20代、30代が、まだぴょこんと上がりかけているという状況にもなっています。やはり今回のこのウイルス、変異株ですけれども、今、府民の皆さんにさまざまなお願いをしている中でも、こうやって、ぐっと上がるかもしれないような兆候も見られていると。非常に感染拡大力が強いという状況です。 また今後ですけれども、この60代以上、これは赤線が60代ですけど、ゆっくりですが徐々に増加していると。これが増えると、さらに重症病床が逼迫するということになっていきます。ぜひ、今、感染が極めて厳しい状況だということを皆さんにお伝えをしたいと思います。次、お願いします。 病床についてです。重症病床について、現状ですけれども、92.7%、もうこれはほぼ100%です。また、力のある病院、中等症や重症の治療をしていますから、重症病床との関係でいくと、もう100%を超えているというような状況です。現状です。ただ、病床数も増やしていっていますが、重症者になる、重症者の数の増え方が速いと。これは変異株の特徴でもあるんですが、そういった部分があります。