小池都知事が定例会見2月12日(全文2)日本は女性の力を生かし切れていない
東京都の小池百合子知事は12日午後、都庁で記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「森会長の後任巡り、小池都知事「世界が見ている」 定例会見(2021年2月12日)」に対応しております。 【動画】森会長の後任巡り、小池都知事「世界が見ている」 定例会見(2021年2月12日) ◇ ◇
「2030・カーボンハーフスタイル」を提起
小池:次に持続可能な社会でございますけれども、2050年、「ゼロエミッション東京」の実現。これについては先月1月27日にダボス会議のオンラインのやりとりがありました。そのときにダボス・アジェンダの中で、このカーボンハーフということを宣言いたしました。つまり2030年までに都内の温室効果ガスの排出量を2000年比で50%削減するということなどを表明いたしたものであります。この実現に向けまして、「2030・カーボンハーフスタイル」を提起したところでありまして、戦略をバージョンアップする。そして乗用車、二輪車の非ガソリン化、そして水素の社会実現に向けた行動を加速していくということであります。 持続可能性の前提となります安全・安心な東京に向けましては無電柱化。これも強力に進めてまいります。地震、風水害時の電柱がばたばたと倒れるさま、皆さんも報道なさっているかと思います。そのことによって停電をしてしまって、まちの機能が失われる、トイレが流れないなどなど、さまざまな弊害が出てくるわけであります。地震、そして風水害時の電柱の倒壊を防いで円滑な災害対応につなげるために、都道だけではありませんで、区市町村道、民間開発における無電柱化、これらを面的にも展開いたしてまいります。
無電柱化加速化戦略を策定
この取り組みを強力に推進するために「無電柱化加速化戦略」を策定いたしました。ここには、電柱を減らすこと、これ以上電柱を増やさないこと、無電柱化の費用を減らすと、これを3原則といたしまして、ご覧の7つの戦略を定めております。 私はかねがね申し上げてるんですけど、この日本の中にずっといると当たり前の景色っていうのはいっぱいあるわけです。でも世界から比べたら、世界から見ますと、なんだあれっていうものがいっぱいあるんですね。国会です。国会の予算委員会、真っ黒だって私何度も言って。みんな見慣れているけれども、あれはあまり世界のスタンダードではもはやありません。電柱。電線がいっぱいぶら下がって、これは前々から私、電線病だと言ってきております。最初から電柱は立てないというまちづくりで進めないと、ずっとこれが続くんですね。無電柱の林がぼうぼうということで、そのために停電を起こしてしまうというような話。これから情報化をさらに充実していくために情報通信と電力と一緒につないでいくとか、最初からそういう設計にするということが重要なわけですね。 こういうことから進めていくということで年間の無電柱化の整備規模を倍増いたします。で、都道の全線の整備を20年程度、前倒しをします。このままいきますと、たぶん200年掛かるでしょう。それを、まずコストを削減することによって、また、コストの削減イコール工法の合理化につながるんですね。縮減につながるんですね。それによって加速度的に行っていくということで、まずはこの整備を、20年程度の前倒しをして、2040年代の完了を目指す。これは都道についてであります。 それから島嶼地域を含めまして、都内全域での無電柱化をいっそう推進してまいります。台風の通り道の島嶼部ですけれども、去年の台風のときも電柱の上に、電線に気が引っ掛かって、そしてそれぞれの地域で停電が起こったということもあります。これも無電柱化を進めることによって、島の美しさ、そしてまた電気というインフラ、ライフラインが守られるということです。