森会長「五輪精神に反し不適切だった」発言撤回し謝罪、辞任は否定
東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長は4日、記者団の取材に応じ、日本オリンピック委員会(JOC)の評議員会で行った「女性がたくさん入っている理事会の会議は時間がかかる」などの女性蔑視ともとれる発言をしたことについて、「オリンピック・パラリンピックの精神に反する不適切な発言であったと認識しております。まず深く反省をしております。そして、発言については撤回をしたい。不愉快な思いをされたみなさまにはお詫びを申し上げたい」と謝罪した。 【動画】森喜朗会長「不適切だった」発言撤回し謝罪、辞任は否定
報道陣から辞任の可能性について問われると、「辞任する考えはない。私は一生懸命、献身的にお手伝いして7年間やってきた。自分からどうという考えはない」と述べ、自ら辞任する意思はないとした。 発言撤回については、「次の大会まであと半年になり、関係者一同、一生懸命頑張っている。その中で、責任者である私がみなさんの仕事に支障があるようなことになってはいけないと考えて、お詫びをして、訂正・撤回する(ことにした)」と説明。「世界のアスリートを受け入れる都民・国民、国際的な関係者にとっても、オリンピック・パラリンピック精神に基づいた大会が開催できるよう引き続き献身して努力していきたい」とも語った。