小池都知事が定例会見2月12日(全文2)日本は女性の力を生かし切れていない
新しい都政へ生まれ変わる「シン・トセイ」戦略
このほかにも「国際金融都市・東京」実現プロジェクト、それから「TOKYO Data Highway」プロジェクト、このように世界をリードして都市間競争を高める取り組みを進めてまいります。それから「チーム2.07」プロジェクト、これは出生率を上げるということですね。新たな「東京型教育モデル」の推進プロジェクト。「自分らしく暮らせる“Choju”東京プロジェクト」、これみんな人に関する、人に焦点を当てた取り組みになります。そして「人中心の歩きやすいまちづくり」のように、成熟都市にふさわしい機能を高める取り組みなどなど、未来の東京の創出をリードする意欲的なプロジェクトを盛り込みまして、持続可能な都市の実現に向けて精力的に取り組んでいくというものであります。 こうした未来の東京を築き上げるために都政自体もまずは、隗より始めよで、大きく変貌を遂げなくてはならない。都政の構造改革を進めるための人口戦略、これを「シン・トセイ」、都政の構造改革QOSアップグレード戦略ということでまとめております。今ご覧いただいているスライドが表紙になりますけれども、表題に「シン・トセイ」とありますが、これはもう読んで字のごとくで、新しい都政へ生まれ変わるという、これはメッセージでぎゅっと集約したもので、これは若手の職員の提案で、それを採用いたしました。都政のQoS、Quality of Service、都民へのサービスを良くすると。この飛躍的な向上に向けては、ここに書いてありますようにSpeedy、Open、Design、Agile、見える化、この5つをキーワードといたしまして、都の職員にももちろん意識の中にしっかりとこれを浸透してもらう。そういう思いを込めて、このQoSをみんなで進めていこうということです。 この「シン・トセイ」の戦略には7つのコアプロジェクト、そして各局でリーディングプロジェクト、これら全体で進めるものと各局で進めるものと両輪にしまして、都民、そして職員の皆さんと双方向のコミュニケーションを図りながら、民間、国、区市町村など、さまざまな主体と協働して改革を前に進めてまいります。2025年のデジタルガバメント都庁ですけれども、この基盤をつくっていくために、2022年度までに短期集中で取り組む具体的な内容を盛り込んでおります。スピード感を持って取り組みを実践する。そしてその中でまた課題を見いだして、柔軟な発想とアプローチで制度や仕組みの変革、これはAgileで進めていくということになります。