【空から撮った鉄道】記事では2年ぶり 2021年の大阪環状線を撮る
航空機の減便で中断なく撮影
大阪環状線の起点でもあり終点でもある大阪駅。ホーム中央部を覆う大きな屋根がひときわ目立つ。南側では「大阪梅田ツインタワーズ・サウス」が建築中で、駅前の光景はいまなお変化している(2021年5月3日、吉永陽一撮影)。
2021年5月3日。約2年ぶりとなる大阪空撮を実施しました。空撮していて全体的に感じたのは、コロナ禍の緊急事態宣言中につき、一部の公園を除いて街の人通りは少なかったことです。大阪環状線も「【空から撮った鉄道】山手線とはちょっと雰囲気が異なる大阪環状線 足掛け5年の撮影記録」の記事配信から2年ぶりです。車両が323系に統一され、オレンジ色の103系や201系は既にいません。 大阪環状線は、ほとんどのエリアが伊丹空港の管制圏内に入っており、着陸機が近づくたびに現場を離れて待機することが多いです。しかし着陸便がコロナ禍の影響で減便されたため、本来は便数が多い昼前なのに、旅客機の飛来がほとんどありません。途中で中断することなく、ぐるっと一周まとめての空撮が実施できました。このような事態は初めてです。コロナ禍ならではの現象といえましょうか。
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吉永陽一(写真作家)