小池都知事が定例会見9月17日(全文1)総額3387億円の補正予算を編成
東京都の小池百合子知事は17日午後、都庁で定例記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「東京都・小池知事が定例会見(2021年9月17日)」に対応しております。 【動画】東京都・小池知事が定例会見(2021年9月17日) ◇ ◇
気象情報、区市町村の避難情報には十分留意を
東京新聞:小池知事の定例記者会見を始めます。冒頭、知事からお願いします。 小池:今日は3件、私のほうからお伝えさせていただきます。まず台風ですね。しぶといですね、あの台風。勢力、進路によってはところにより激しい雨が降る恐れがあるということで、進路も途中から迷走しているような感じですが。ただ、非常に激しい雨をもたらす可能性がありますので、土砂災害、低い土地の浸水、そして河川の増水など、ぜひ警戒してください。気象情報、区市町村の発表する避難情報には十分ご留意をいただきたい。また、各ご家庭で避難の方法などについて話し合っておいてください。マイ・タイムライン、こちらのほうも活用して、早め早めの適切な行動、自ら、ご家族、守っていただきたい、このように思います。よろしくお願いいたします。 そしてコロナについてでありますけれども、あらためて都民の皆さん、事業者の皆さん、そして医療従事者の皆さん、ずっと日々ご協力いただいていますご尽力に対して、この場であらためての感謝を申し上げます。新規陽性者については毎日お伝えしておりますけれども、ここのところ減少傾向にあるということであります。
経済再生、回復に向けた取り組みも重要
ただ一方で、ここでまた対策の手を緩めると、せっかくこの間みんなで下げてきた山がだんだん下がってきているというところで、山が高ければ谷深しとはいうんだけれども、谷が深くなる前に、また山に登るような話になると、この間の努力が水の泡になってしまいます。そのことを考えると、さらに感染を抑え込むためにも、感染しない、させないと、このシルバーウイーク、ちょうど、残念ながら雨にたたられるところもありますけれども、どうぞこの間の行動にも、それぞれ感染症のことを考えて、そして行動していただければと思います。都民の命と医療を守るという、そのためには万全な医療体制、この確保と、感染の収束に向けた取り組みが何よりも必要でございます。 都としてこれまでも医療体制の確保に努めてまいりましたけれども、危機管理の観点から、入院病床、そして臨時の医療施設を増やしまして、そして備えを盤石にする。そして自宅療養者、こちらも非常に多くの方々、自宅で療養されており、この支援の強化も図っていく必要がございます。そして最大の武器と最近私いつも申し上げていますけれども、ワクチン接種。こちらのほうも加速をさせていくことによって一刻も早い感染症収束につなげる。 同時に経済の再生、回復に向けました取り組みも重要でございますので、これまで行ってきた協力金などの事業者支援に加えて、今後は感染防止との両立を図りながら、経済再生に向けた取り組みを段階的に展開していくということであります。このコロナ対策が皆さんと共に、功を奏する、そういう将来的な絵図が、事態が、確保できましたならば、行動制限が緩和された段階では経済の本格的な回復を後押しするという対策にも取り組んでまいります。 そこで今回の補正予算なんですけれども、こうした考えの下で編成をいたします。そして今回の補正予算においては、万全の医療体制を構築するために、災害級の感染状況になった場合でも、年度末までに対応が可能な体制を確保してまいります。今回の第3次定例会に向けての補正予算でございますけれども、これは年度末まで、ここで使える予算の確保をしておきたい。 それから経済の再生回復に向けた取り組みなんですが、今後の行動制限の緩和に向けた1つの準備として、特に打撃を受けられました飲食業の皆さんや観光業の皆さんの取り組みに対しての支援、こちらのほうを重点的に実施いたします。これらの対策を講じることで総額で3387億円、この補正予算を編成いたしました。