小池都知事が定例会見9月17日(全文1)総額3387億円の補正予算を編成
DX推進に向けた設備投資助成を拡充
次にテレワークでありますけれども、この推進についての取り組みであります。ホテルを利用したサテライトオフィスということは、これまでも多摩地域で行ってまいりました。大変ニーズが高いということですが、これを今回は区部のほうにも拡大をして実施してまいります。また将来を見据えて、中小企業のさらなる付加価値を向上すると、それを促進するということで、DXの推進に向けた設備投資への助成を拡充いたしてまいります。大変意欲がある中小企業、ただコロナ禍で本当大変なんだよと、でも頑張るよといったような方々にぜひ、これら、都としても支援を通じて社会構造の変革を着実に促してまいりたい、そう考えています。 今回の補正予算ですけれども、ここで掲げました施策を早期に実行するということで、都民の命、そして健康を守る、安全・安心の体制をいっそう強化する、そして経済の再生と回復に向けて事業者の取り組みの強力な後押しとしていきたいと考えております。 それから次に、現在体制の整備進めております医療提供体制などの準備状況についてであります。感染の拡大、再拡大に向けて備えまして、施設の整備ということを今行っておくのは重要です。今朝ほどは調布に参りまして、調布市長、そして調布市の医師会長、西田会長と一緒に味の素スタジアムの中にある調布庁舎に開設をする酸素・医療提供ステーションを視察したところでございます。これもずっと酸素のパイプが通っていますので、それぞれのベッドにおいて酸素の吸入ができることと、それとあと抗体カクテルも提供できるという、そういう施設になっております。地区の医師会の方々がローテーションで対応していただきますので、まさに医療ステーションということになります。18日、もうあすから患者さんの受け入れを開始すると。
築地の酸素・医療提供ステーションは20日開始
そしてきのうは築地に参りました。菅総理と共に視察をいたしました築地の酸素・医療提供ステーションであります。こちらも酸素投与機能を持ちつつ抗体カクテル療法を中心に実施する施設として、こちらのほうは来週月曜日、20日から運用を開始してまいります。 そしてもう1つがワクチンでありますけれども、現在は12歳以上の都民で1回目の接種を終えた方は68.5%になります。こちら、東京都のホームページの一番上のところに毎日、表が出ております。更新されているわけでございますが。2回目の接種を終えた方は55.6%。9月30日のはちょっと出てこないかな。こちらのほうは9月の、今月末には74.3%が1回打たれる、終えて、2回目を終える方も65.5%になる見込みであります。ワクチン接種状況、毎日、都庁のホームページで分かりやすく公開いたしておりますので、ああ、だいぶいったなと、自分もここの中の1人だなというふうにお感じになるか、そしてまた、全体がここまで進んだんだなということをご確認いただければと思います。 このワクチンなんですが冬の受験シーズンを前に、都の大規模接種会場で若い方々をお受けしておりますけれども、特にこれから高校受験などを控えておられる中3、中学3年生ですから14歳か15歳、この方々を新たに対象といたします。今日からもう早速、予約を受け付けますので、積極的にご利用いただければと、このように思います。予約のところのカレンダーを見ていただいて、それぞれエントリーしていただければと思います。 それからきのうは1都3県でテレビ会議を開催いたしました。ちょうどあすからシルバーウイークでございますので、ここで首都圏、1都3県、連携して、シルバーウイークに向けての共同メッセージを取りまとめようじゃないかということで行ったものであります。共通のキーワードは「気を緩めずみんなの力を結集」ということでございます。今はまさしく総力戦で闘っているところ。1都3県も協働して皆さんをリスクから守るため、皆さんと共にですね、これは、全力で取り組んでいく必要があります。日常生活の回復に向けて基本的な感染防止対策の徹底など、もうひと頑張りをお願いしたい、首都圏一帯となって連携して進めていきたいということ、確認をし、また、発信をさせていただいたということであります。