大阪府・吉村知事が定例会見11月6日(全文3)公明党の総合区案を実施すべき
府庁自体の組織再編は念頭にあるのか
時事通信:すみません。時事通信の中嶋です。条例の関係でお伺いしたいんですけれども、都構想が実現した場合、こちらの大阪府庁の組織再編というものも織り込まれていたと思うんですけれども、今話されていた、条例を提案して市の広域行政を府に一元化した場合っていうのは、大阪府庁自体の組織再編っていうのもまた、ゆくゆくはというか、念頭にある形なんでしょうか。 吉村:事務を請けて仕事をするわけですから。事務を請けても、それは大阪市の事務にはなると思うんですね、法的には。でも事務を請けて仕事をするということになりますから、それに必要な体制というか、どういう体制が必要なんだろうかというのは、これは部局とはしっかり詰めていきたいと思います。2月議会に提案をしますので。そのときまでには完璧な形の案は提示をしていきたいというふうに思っています。 時事通信:ありがとうございます。 司会:はい、どうぞ、次の方。
京阪神のコンソーシアムで今後どう連携するのか
日刊工業新聞:日刊工業新聞の大川です。後ろからすみません。発表項目のスタートアップの件なんですけれども、大阪の取り組みを活性化させるということで、いよいよ動き出したなという感じはあるんですが、京阪神のコンソーシアムで今後どう連携していかれるか、具体的にお考えのところがあればお願いします。 吉村:京阪神との協働というのは、すでにいろんな情報共有はやっていますけれども、具体的にこれとこれというところについては、もうこれからだというふうには思っています。いろんなスタートアップのイベントなんかは、昨年は大阪でやったやつを今度は京都でやったりとか、実はいろいろやっているんですけれども、具体的なスタートアップのそういったイベントなんかを越えたような事務と、協力事務というのは、それぞれの、この事業とこの事業をくっつけようとか、それについてはこれからです。 ただ、この中でも京都のコンソーシアム、兵庫、神戸のコンソーシアムがそれぞれありますから、それぞれとやっぱり連携して三者一体で、この京阪神エリアでスタートアップをどんどん加速化させて、それぞれ、大阪にない弱みがもし京都にあれば、そこと連携するとか、うまくつなぎ合わせながら京阪神でのスタートアップというのをどんどん強化していきたいというふうに思っています。まずは大阪において、先ほど申し上げたとおり、海外のアクセラレーターが入ってくることがもう予定されていますから、その海外のアクセラレーターと協働しながらスタートアップをちょっと、どんどん後押しをしていくということを、どんどん大阪としても先行してやっていきたいと思っています。 日刊工業新聞:ありがとうございます。話題変わりまして、万博記念公園にアリーナを建設するという計画があると思うんですが、募集が10月末に締め切られたと思いますけれども、応募した事業者があったかお願いします。 吉村:これについては2社応募がありました。これからその2社と手続きを進めていくということになります。ただ、どうしてもこの間、コロナの影響で対話というのがなかなか難しい状況で公募をしてきましたんで、そういった意味ではきちんと対話というか、そういった、もちろん透明なプロセスの手続きの中ですけれども、ちょっとコロナでどうしてもハンデを負った部分をどうバックアップするかというのは考えながら、この2社の中から選定をしていきたいというふうに思っています。