大阪・松井市長「府市一体、広域一体化の条例などルールづくりを早急にやっていきたい」
大阪・松井市長「府市一体、広域一体化の条例などルールづくりを早急にやっていきたい」
大阪市の松井一郎市長は5日午後、大阪市役所で定例記者会見を開いた。大阪都構想が1日の住民投票で否決され、自ら任期満了後の政界引退発表をしてから初めての定例会見となり、報道陣からは市長として残り任期の間に何をするかという質問が相次ぎ、松井市長は「府市一体、広域一体化の条例などルールづくりを早急にやっていきたい」と答えた。 【中継】松井 大阪市長「残りの任期で府市一体のルールづくりをやっていく」(2020年11月5日)
「残りの任期に力を入れたいところは?」
報道陣からは「市長として今期限りで政界引退を発表されたが、残りの任期に力をいれたいところは」という質問があった。
それに対し、松井市長は「今回の結果を受けて、府市の対立、二重行政をなくすこと『バーチャル都構想』については、7割の方が理解して賛成してくれている。その中で、大阪市を残しなさいよという結果ですから、人が変わっても広域一元化で大阪の成長を担えるよう、ルール作りをやっていきたい」と力強く述べていた。
南部の反対が多かったことについては?
また、住民投票で大阪市内南部の反対が多かったことについては「前回と同じで、南北格差とかいわれてますけど、今のままでなんとかそのままでいいじゃないと思われるそういう層の人たちが区域の中でハッキリするんだろうなということですね」と答えた。
若者の反対票に「過去を知らないんじゃないの」
そして、一部報道機関の出口調査などで、10代、20代の若者の間で反対が上回る結果がでたことについての質問もあった。 それに対し、松井市長は「過去を知らないんじゃないの。9年やってきて10代の子どもたち、そのときは小学生の時代だし、20代の人たちも中学生から高校生、今が普通になってるからこのままでいいじゃないということだったんじゃないかなと思っています」と話していた。