大阪市・松井市長が定例会見4月22日(全文2)感染状況でワクチン配分決めるのはありがたい
もっと厳しい意見を言う専門家を入れるべきでは
横田:フリーの横田一ですけども、今のお答えをお聞きして、変異種のリスクを過小評価したことへの反省がまったくないのが一番問題だと思うんですが、神戸大学の岩田健太郎教授は、第4波は自然災害ではなくて人災だと、人為的要因がもたらしたものだと。それは変異株に対する対策が緩かったことだと、海外に比べてですね。と指摘して、まさに今お答えになった緊急事態宣言の早期解除が従来の基準にそのまま適用して、変異株の脅威を考慮してなかったと。だから今回の、今の事態を招いたということは明らかだと思うんですが、その大阪モデルが変異株に対応していなかったことに対して問題があって、改善すると、岩田健太郎教授のような、今、専門家とおっしゃいましたが、もっと厳しい意見を言う専門家を入れて、その意見が反映されるようなシステムに、モデルに変えるお考えはないんでしょうか。 松井:これは岩田先生のご指摘、結果を見ればやっぱり岩田先生のご指摘は謙虚に受け止めますけども、これは大阪の対策本部会議においても感染症の専門家のドクター、それから大阪の公立病院関係者、そういう専門家の皆さんも入る中で、意見を聞きながら実施していますから、変異株の拡大、変異株の強力性というか、それは従来のウイルスと比べて見誤ったんじゃないかと言われれば、結果はそうなんでしょう。しかしながら、われわれはやっぱり大阪においてそれぞれの分野での専門家の意見を聞きながら対応していますから、その中でも前回、緊急事態解除の時点では、やはり数字を見ると解除できる数字になっていたという、そういう判断です。 横田:今の専門家だと、そういう間違った判断をしたと、2月末じゃなくて、変異ウイルスのことを考えたら3月末、1カ月延ばしましょうという判断もできたと思うんですが、そちらのほうが経済も医療もどちらのダメージもはるかに少なくて済んだはずだと、そういう結果責任を受けて、なんらかの改善をしないとまた同じこと、失敗を繰り返して、だから岩田健太郎教授のような方を入れて、ここは経済優先でいくべきじゃないと、もっと慎重であるべきだと、そういうなんらかの変更、改善しないと、また同じ失敗を繰り返すんじゃないですか。 松井:横田さんはそう言うけど、あの時点で例えば1週間延ばして、50が30に1日の日の感染者が下がったとしても、あの時点でこれほど変異株に全て置き換わるなんていうのは、岩田さん、想像していたんですかね、そんなの。 【書き起こし】大阪市・松井市長が定例会見4月22日 全文3に続く