大阪市・松井市長が定例会見4月22日(全文2)感染状況でワクチン配分決めるのはありがたい
効果がない場合、次の手を考えているか
朝日放送テレビ:ABCの大久保と申します。今回、まん延防止措置については当然適用される前にはある程度の効果を見込んで適用したと思いますが、実際変異ウイルスの要素で十分な効果が得られなかったという結果になりましたが、これ、仮の話で大変恐縮なんですけども、こういった緊急事態宣言がもし発出された場合に、それを上回るような変異ウイルスの影響が出て、仮にこの効果が特に見られなかった場合は、次の手としては何かお考えになられていることというのはあるでしょうか。 松井:これはもう、あれですよ。欧米の例に従うと、まさにロックダウンでしょうね。これはでも、毎日新聞、朝日新聞、ABCが一番嫌がる、すごく私権制限になると思います。個人の権限を全て奪うような形のロックダウン措置というものが、やっぱりそういう事態になったときは欧米の対応が必要になるんじゃないかなと思います。 司会:次の質問をお受けします。毎日新聞さん。
いつごろから何時間も待つような状況があったのか
毎日新聞:毎日新聞の田畠です。先ほど来ちょっと話に上っています、消防で数時間待ちという状況なんですけれども、これについて今、緊急事態宣言が出る前なんですけれども、市民に市長のほうからどのように呼び掛けるかというところと、あといつごろから消防で何時間も待つような状況があったかというのを、市長のほうに報告が入っていたというのはいつごろからのことでしょうか。 松井:これは、僕のところに報告があったのは2日、3日前かな。そういう事態が発生していると。市民に対しての呼び掛けというのは、もう今、病床がオーバーフローしておりますと。ですから、大変申し訳ないけども、1人1人が感染しないように自覚を持って行動していただきたいと、それしかありません。 毎日新聞:関連なんですけれども、そういう病床がちょっと埋まってしまっている状況の中で、看護師さんがまた90人ぐらい国のほうから、政府のほうから派遣されてくると思うんですけれども、現状、その看護師さんの数で、市長のほうのお考えとしては十分であるかどうかというところと、例えばなんですけれども、自衛隊の派遣要請など、そういったら辺の考えなどは今のところ市長のほうではございますでしょうか。 松井:何を持って数的な十分・不十分を決めるかと。これは全国でやはり医療従事者の皆さんはコロナに対峙していただいているわけですから、それはこちらの事情だけ言えばもっと看護師さん、ドクターを派遣してもらいたいですけど、それは絶対数が決まっているわけなので、無尽蔵にマンパワーが、医療従事者のマンパワーがあるわけではありません。もう中央政府も、われわれ地方も、これは大阪のみならず他の都道府県も、今持っている、そういう設備と、そして人材で精いっぱいのことをやるしかないということです。