大阪・吉村知事「街における人流を抑制するくらい強いものに」
20日夜、大阪府は緊急事態宣言発出を国に要請
大阪・吉村知事「街における人流を抑制するくらい強いものに」
大阪府の吉村洋文知事は21日午後、大阪府庁で定例記者会見を開き、昨夜行われた新型コロナウイルス対策本部会議で決定した、緊急事態宣言の発出を国に要請した件について、吉村知事は「一日でも早く緊急事態宣言を発出していただきたいということを政府にお願いしていますし 政府が手続きの中で判断されるのが当然条件ですから、政府が判断されたあとにただちに大阪府も本部会議を開き、方針の発表と実施をお願いしていくということになると思います」と述べた。 【中継録画】大阪府・吉村知事が定例会見(2021年4月21日)
府民のみなさんには感染の機会を減らす、不要不急の外出を控えていただく
会見では、報道陣から緊急事態宣言の発出要請についての質問が相次ぎ「大阪府民の緊急事態宣言への慣れが懸念されるが、そのあたり期待する効果は得られそうか?」という質問もあった。 吉村知事はそれに対し、日々、千人を超える陽性者が発生し、重症病床が極めて厳しい状況になっているとし「府民のみなさんには感染の機会を減らす、不要不急の外出を控えていただくことを、ぜひお願いしたいと、これからもずっと言い続けていきたい」と答えた。 また「緊急事態宣言は中身が非常に重要だと思っています。ゴールデンウイークがどういう対応になるということも含め、今回の宣言の中身というのを、街における人流を抑制するくらい強いものにしていく、それが必要と思っていますし、そういう措置を行えばゴールデンウイーク期間中における人出も大きく減少できる」と続けた。
現在、国と協議中「より内容の実効性のあるものを」
現在も国との協議は続いており、吉村知事は「いまはゴールデンウイーク期間中も含めた宣言を検討しているので、より内容の実効性のあるものをぜひやっていくべきではないかと思いますし、その内容を国とも協議している状況です」と話していた。