大阪市・松井市長が定例会見4月22日(全文2)感染状況でワクチン配分決めるのはありがたい
感染を急増させないようなウィズコロナに何が必要か
毎日新聞:すいません、あともう1個。今、これまで感染症対策と経済を回していくという、その両立に結構困難があったかなと思うんですけれども、今の現状としては緊急事態宣言が解除されたのちのことなんですが、これについては両立ができているかということと、あとこの方針を続ける場合に、今後感染を急増させないようなウィズコロナに何が必要かという、今の市長のお考えはいかがでしょうか。 松井:いや、これはもうワクチンが必要です。早く接種をとにかく、だからワクチンの供給量を増やしてもらうしかないと。接種体制についてはわれわれはもうできる限りのことをやってますから。経済とコロナの対応というのを、もう分けることは不可能なんです。どちらも命に関わるわけで、両立をさせるしかないと。分けて考えれますかという質問自体がおかしいと思います。
宣言解除は前回よりも感染者数を抑えてからのほうがいいのか
毎日新聞:そこのところなんですけど、前回の緊急事態宣言の解除時は新規感染者数が50人とか100人とか、それぐらいのときに解除されてましたけれども、そこをちょっと早める形で、期間は来てなかったんですけど、前倒しでやられてると思うんですが、ここについてもう少し、経済も大事だっていうことで前倒しになったかなと思うんですけれども、そこの解除基準について先ほどちょっと黄色信号辺りでっていうようなこともあったと思うんですけど、もう少し感染者数を抑えてからのほうがいいかとかっていう、そこら辺についてちょっと。 松井:いや、前回、吉村知事も僕も判断しましたけど、1日あたり50人、で、重症病床の稼働率も5割を切った、要は国においてのステージ3の数字をクリアできて、それから大阪においても黄色信号の数字を、大阪モデルの黄色信号の数字をクリアできて。そうなれば経済を動かしていこうというのは、これは当然のことだと思ってます。だってそういう基準がなかって、僕たちの単なる感覚で緊急事態だ、まん防だ、まん延防止だという、それでは世の中の人は納得してもらえないと思います。 毎日新聞:ごめんなさい、追加で。そうした中で解除されたんですけども、感染がちょっと今回急拡大してしまったんで、次の解除のときにはその基準についてもう少し見直されるべきかどうかっていうところをちょっと伺いたいなと。 松井:だからゼロコロナはないわけなんでね。僕は何度も言うようにワクチン接種が行き渡るまでは、もう何度も言うようにブレーキとアクセル、そのブレーキも強く踏むとき、それから弱めるとき、アクセルもじわじわ、前回も言いましたけど、そろりそろりと経済を動かそうとしてました。でもそのそろりそろりがなかなか府民の皆さんに理解していただけてなかったという、一挙にやっぱり年度末ということもあって、人の動きがそろりそろりじゃなく、急激に活発に活動されたということだと思います。それからやっぱりこの変異ウイルスっていうのの感染力と毒性については、前回の、以前の変異する前のウイルスとは比べものにならないぐらい強力だということです。