大阪府・府内全域に「時短要請」決定「緊急事態措置コールセンター」を設置
大阪府は12日、大阪府庁で「第35回新型コロナウイルス対策本部会議」を開き、政府が13日にも大阪などに「緊急事態宣言」を出す調整をしていることなどを受け、政府の基本的対処方針に沿って、大阪府内全域で居酒屋などを含む飲食店やバー、カラオケボックスなどの遊興施設に対し、今月14日から2月7日まで営業時間を午後8時まで、酒類提供を午後7時までと要請することを決めた。 【中継録画】大阪府が新型コロナ対策本部会議 府内全域に時短要請決定 会議後の吉村知事囲み会見(2021年1月12日)
協力金、感染防止ステッカーを導入、感染防止対策などが条件
この決定を受け、大阪府では時短の協力金の制度を準備。基本的対処方針に基づいて、今月14日から2月7日までの期間に、時短要請に応じた飲食店に対し、一店舗あたり150万円の協力金を支払うとしている。 申請の手続きについては、2月8日から受け付けを開始、詳細については大阪府のホームページで公表する。 大阪府の吉村洋文知事は、同会議後に行われた囲み会見で、この措置について説明。協力金支払いについて「感染防止ステッカーを導入している、感染防止対策を取っているということもその条件となります。一店舗あたり、150万円の協力金のお支払いをいたします。それでも足りないよとおっしゃる事業者の方もたくさんいらっしゃると思いますが、ここはなんとか感染拡大状況ですのでご協力をお願いします。大阪府下全域に広げることになります。感染防止宣言ステッカーを、まだ導入していないお店もあると思いますので、できるだけ早く感染対策をとっていただきたいと思います。それが条件になります」と説明した。
受付電話番号は(電06・4397・3268)まで
また、12日からは特措法に基づく営業時間短縮要請や「感染防止宣言ステッカー」にかんする府民や事業者からの問い合わせに対応するため「緊急事態措置コールセンター」を設置した。 コールセンターの開設時間は平日の午前9時から午後6時までとなっているが、土曜、日曜となる今月16、17両日は開設される。専用電話は15回線用意されている。 受付電話番号は(電06・4397・3268)まで。 今後は大阪府ホームページ上で「FAQ」を掲載予定だという。