レーダーに「謎の槍」京都府に突き刺さる その正体は
11月21日午前10時55分、気象庁が公開する雨雲レーダーに、京都府に突き刺さる鋭角の「降水域」が出現した。雨雲の形としては明らかに不自然で、実際には秋晴れだったが、いったいレーダーに何が映っていたのだろうか。 【この日の動画】実際には、映える京都だった 気象庁ホームページの雨雲レーダーには、10時55分、兵庫県丹波市付近から、東南東方向の京都府宇治市に向かって突き刺さるように、鋭角の三角形の降水域が出現した。前後の時間帯に、周辺のアメダスで降水は観測されず、実際の天候もほぼ晴れていた。 気象庁大気海洋部観測整備計画課によると、「非降水エコー」という現象。実際の降水ではなく、レーダーが、電波干渉や地上の構造物への反射などを捉えてしまい、まれに発生するという。ただ、今回の非降水エコーの発生原因は特定できていないとしている。