大阪府・府内全域に「時短要請」決定 吉村知事「コロナを抑えることができるという風に判断」
営業時間を午後8時まで、酒類提供を午後7時までと要請
大阪府・府内全域に「時短要請」決定 吉村知事「コロナを抑えることができるという風に判断」
大阪府は12日午後、大阪府庁で「第35回大阪府新型コロナウイルス対策本部会議」を開いた。会議では政府が13日にも大阪などに「緊急事態宣言」を出す調整をしていることなどを受け、政府の基本的対処方針に沿って、大阪府内全域で居酒屋などを含む飲食店やバー、カラオケボックスなどの遊興施設に対し、今月14日から2月7日まで営業時間を午後8時まで、酒類提供を午後7時までと要請することを決めた。 【中継録画】大阪府が新型コロナ対策本部会議 府内全域に時短要請へ(2021年1月12日)
知事「緊急事態宣言下における措置として首都圏と同様にすべき」
この会議冒頭、大阪府の吉村洋文知事は「きょう(12日)の報道では、あすにでも国において緊急事態宣言が出されるとされている。緊急事態宣言下における措置として14日以降、府民のみなさん、事業者のみなさんへのお願い、基本的対処方針に乗っ取って首都圏と同様にすべきだと思っていますが、本日の本部会議で議論して決定してまいりたいと思います」と話していた。
営業時間を午前5時から午後8時まで、酒類の提供は午前11時から午後7時まで
要請内容については、居酒屋を含む飲食店、喫茶店など(宅配・テイクアウトサービスを除く)のほか、バー、カラオケボックスなどで、食品衛生法の飲食店営業許可を受けている遊興施設について、今月14日から来月7日までの25日間、営業時間を午前5時から午後8時までとし、酒類の提供は午前11時から午後7時までにするよう要請するとしている。
午後8時以降の不要不急の外出自粛を徹底
府民に対しては「不要不急の外出・移動は自粛すること」と呼びかけている。ただ、医療機関への通院、食料・医薬品・生活必需品の買い出し、必要な職場への出勤、屋外での運動や散歩など、生活や健康の維持のために必要なものについては対象外としているが、特に午後8時以降の不要不急の外出自粛を徹底することとしている。
イベントについても開催時間を午後8時までにするよう求める
また、イベントについては、今月17日から2月7日までの間、参加人数の上限を5千人とし、屋内では収容率を50%以下とする、屋外では人と人との距離を十分に確保(できるだけ2メートル)するよう主催者などに要請するとともに、開催時間を午後8時までにするよう協力を求めるとしている。 このほか、新年の挨拶回りや新年会、賀詞交歓会及びこれに類するものは、飲食につながるため、自粛するよう呼びかけていく。