小池都知事が記者会見12月11日(全文1)コロナの影響でシャンシャンの返還延期
都民の「こころと命を守る緊急対策」を実施
それから子供さんや保護者の方々も非常に悩みが多い、その相談窓口として、電話相談を窓口を設けております。まず電話相談ですけれども、24時間のフリーダイヤルでお受けしているのがこちらであります。0120-53-8288、24時間のフリーダイヤルになっています。それから中高生向けのSNSによります相談、こちらのほうは12月14日から受付時間を午前9時から午後10時半まで拡大をいたしてお待ちしております。 それから、また悩みを抱えるといいますと、出産前に不安が多いというのは妊婦さんの方。こういった方々のご相談は「妊娠相談ほっとライン」を設けております。こちらのほうに電話、またメールで受け付けておりますので、1人で悩み、閉じこもっていないで、まずご相談をくださいということで、また1月からオンライン相談も妊婦さんの関係のご相談はお受けできるように準備をしているところであります。 これらの相談窓口の充実を含めまして、都民の「こころと命を守る緊急対策」を実施いたします。早期発見・未然防止、相談体制の強化・充実、普及啓発・理解促進、この3つの柱にいたしまして、今後ともさまざまな境遇にある方々を社会全体で支えてまいります。 それから学生さんや、また職を失った方、コロナによる影響で経済的に困窮している、そんな方々に就業の機会の提供をいたす、その募集をしていきたいと思います。緊急サポートスタッフであります。今日から緊急雇用として1000人以上の方を順次募集をいたします。まず12月の下旬から3月末までの間におきまして、デジタル化の推進や、またコロナ対策など、都庁で行います業務たくさんあります。これに職を失った方などにこの仕事を担っていただくということで募集をいたします。都庁のこのような業務に従事をするということで、仕事にしていただきたいということです。
シャンシャン、来年の5月31日までは上野に
今後もスピード感を持って施策の強化を図って、また都民の命を守るというための対策。このように不安を受ける窓口であったり、仕事をつくる都庁での仕事の役回りを担ってもらう、いずれにしましても誰一人取り残さないというSDGs、そのことをベースに東京都として取り組むべき対応を行ってまいりますので、どうぞそれぞれ活用してください。迷わずお電話などしていただければと思います。 それから次は全然話は変わりまして、次のテーマがパンダであります。パンダ。上野動物園のジャイアントパンダについてのお知らせです。東京都は中国野生動物保護協会とジャイアントパンダ保護研究の実施ということで協力協定を締結いたしております。その目的は何かというと、ジャイアントパンダの保護を促進すること。中国における野生動物保護事業のさらなる発展に寄与する、そして自然環境の保全、野生動物の保護への理解を図るという項目になっております。 シャンシャンですけれども、令和の2年、今年の12月31日までに中国に返還ということになっておりました、皆さま方からもこれに関しては幾たびかご質問をいただきました。で、その結果、返還期限を来年、つまり令和3年5月31日まで延期ということで、中国側と合意をいたしました。これはコロナの感染拡大の影響で国際的な物流や人の交流が制限されていること、そしてパンダの輸送に当たる日中双方の専門家の渡航が非常に困難になっているというような状況を総合的に判断したものであります。 こうした状況下でシャンシャン、来年の5月31日までしばらく上野にとどまりますので、またかわいがっていただければと思います。 今ちょうど、これまでのシャンシャンを振り返る企画をウェブ上でも実施をしております。名残惜しいということでいろんなイベントなども地元のほうでもご用意いただいているわけですが、これは滞在期間が延びたとはいえ、この企画についてはそのまま継続ということになりますし、またシャンシャンの展示は引き続き現在、今と同じ場所で暮らすことになります。先日、リーリーとシンシンについては、新しいパンダ舎のほうに移っていましたけれども、このシャンシャンのほうはそのまま、今いる場所のままということです。いずれにしましても、帰るまでにはまだ時間がありますので、ぜひそのかわいい姿、ご覧いただければと思います。