「ウィズアウトコロナの新年を」 小池都知事が呼び掛け
東京都の小池百合子知事は10日、新型コロナウイルスの「感染状況」や「医療提供体制」を1週間ごとに専門家らが分析・評価する「モニタリング会議」の後に記者団の取材に応じ、75歳以上の高齢者が増加していること、通常医療との両立が困難な状況になりつつあること、など会議内で話し合われたことを報告した。
また、千葉・埼玉・神奈川を含めた一都三県で「ひきしめよう」をキーワードに連携して感染防止に努めていくと説明したうえで、「新しい年明けが、『ウィズコロナの新年』よりは、『ウィズアウトコロナの新年』を迎えたいじゃないですか。そういう意味で、ここは改めて引き締めていただく。そのメッセージを一都三県、声をそろえてお伝えしたい」と語った。 小池知事は、感染予防のためには都民・事業者の協力が欠かせないとも主張。「感染拡大の防止というのは詰まるところ、『お一人お一人の新しい日常、正しく予防』ここに尽きてしまう。(都は)死亡者を出さない、重症者を出さない、そして医療提供体制の崩壊を防ぐ、この3つの柱で進めている。引き続き都民の命を守るため、みなさんのご理解ご協力をお願い申し上げます」と呼び掛けた。