小池都知事が記者会見12月11日(全文2)誰もが感染のリスクを持っている
東京都の小池百合子知事は11日午後、都庁で定例記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「小池都知事「来週、多摩に新たなコロナ療養施設を開設」 定例会見(2020年12月11日)」に対応しております。 【動画】小池都知事「来週、多摩に新たなコロナ療養施設を開設」 定例会見(2020年12月11日) ◇ ◇
対策強化の必要性があると考えているのか
毎日新聞:では2つ目の質問をさせていただきます。医療提供体制について伺います。先ほどの冒頭発言でもございましたが、東京都として重症者用の病床は200、コロナ用の病床は3000まで増やされております。ただ、きのうのモニタリング会議でも発言がありましたが、通常医療との両立が困難な状況になっているというような指摘も出ております。医療提供体制を守るため、さらに対策の強化の必要性があるとお考えでしょうか。お考えをお聞かせください。 小池:昨日、木曜日は毎週モニタリング会議を開催しているのはご存じのとおりだと思います。そこで専門家の先生方からのご指摘があったわけでありますが、1つ昨日、猪口先生のほうからも指摘がありましたのは、通常の医療体制との、ですからコロナと通常の医療との体制の両立が困難な状況にあって、また逼迫し始めているというコメントがありました。感染拡大を食い止めるためにも厳重な警戒が必要だということでございます。 まず何よりも感染の拡大を防止するということについては、時短、そしてまたGo To トラベルについての高齢者、それから持病のある方については自粛をしていただく。それから全世代への呼び掛けとして不要不急の外出を控えていただく。そして会食の際はさまざま感染防止対策を講じた虹の、このステッカーを掲げてあるお店で、そして利用者のほうも感染対策をしっかり講じていただくことなどなど、これらによって感染の拡大を防ぐということにご協力いただく必要があります。一方で検査のほうもすでに今日ご紹介したように、3日前の数字は1万件近くの件数が行われております。そしてまた最近は民間の検査などもずいぶん、加速度的に進んでいるようでございます。 医療提供体制ですけれども、先ほど申し上げましたように、重症用の病床が200、そして全体で3000を、医療機関のご協力によって確保しているわけであります。そして来週は、専用医療施設の開設、多摩、府中のほうで行います。翌17日には宿泊療養施設、新たに1つ開設することによって、だいたい4000室の確保ということになってまいります。これ以上の感染拡大を止めるということはすなわち、医療提供体制を守るということにもつながっていくわけでありまして、そういう意味で、皆さま方の心遣いが医療提供体制を守るんだということを、何度も申し上げていきたいと、このように考えております。 毎日新聞:幹事社からは以上です。各社の質問に移ります。質問のある社は、挙手の上、知事の指名を受けた上で名前と所属を名乗って質問してください。