岸田文雄首相が就任会見(全文1)目指すのは新しい資本主義の実現
コロナ対策の全関係閣僚を交代した狙いは
日本テレビ:日本テレビ山崎です。 岸田:はい、よろしくお願いします。 日本テレビ:コロナ対策についてお伺いします。今回、コロナ対策の関係閣僚を全員交代させましたが、その狙いをお聞かせください。また、今後関係閣僚の役割分担や意思決定の仕組み、専門家会議の在り方などを見直していく考えはあるのか、それもお聞かせください。 もう1点で、先ほどこれまでの対策を分析して人流抑制などの法改正や危機管理の司令塔の強化などを考えるとおっしゃってましたが、この辺のスピード感、スケジュール感を教えてください。 岸田:はい。まずコロナ関係閣僚を変えたことの狙いというご質問がありました。自民党の中にはそれぞれ専門分野を持ち、有能な議員がたくさんいます。今回も山際大臣、後藤大臣あるいは堀内大臣、それぞれの分野で活躍をしてきた有能な人材であると認識をしています。ぜひこうした新しく就任した大臣においてもしっかりその職責を果たしていただきたいと思っています。 そして、それぞれの分担については、ご案内のとおり山際大臣、経済・財政を中心にこうしたコロナ対策を考えていく。後藤大臣は厚生労働大臣です。そして、堀内大臣、ワクチン担当大臣ということですが、これらの担当の大臣がいかにうまく連携していくのか、協力し合うことができるか、これが大変重要なポイントであると思います。ですから、今日も私はこの3大臣について、ぜひ全体像をしっかり国民の皆さんに示しながら、それぞれの役割分担をしっかり果たしてもらいたい、この連携の重要性をしっかり強調した、こういったことであります。 そして、司令塔機能をはじめとする、今後のスケジュール感、スピード感、その取り組みのスピード感、スケジュール感というご質問がありました。これは今回のコロナとの闘いの中で私自身はコロナとの闘いの司令塔機能、これが重要だということを申し上げてきました。こうした体制をしっかりつくっていくことは、これから将来に向けても危機管理という面で大変重要であると認識をしています。 このスケジュール感ということについては、こうした大きな方向性を示しながら、具体的にスケジュール感をつくっていきたいと思っています。できるだけ早急にということは間違いないわけでありますが、そういった方向性と、そしてスピード感を持って努力をし、そうした未来に向けて司令塔機能をしっかりつくっていく取り組みを進めていきたいと思っています。 司会:ここからは幹事社以外の方からご質問をお受けします。ご質問を希望される方は挙手をお願いいたします。こちらで指名いたしますのでマイクにお進みください。それではどうぞ。