小池都知事が記者会見7月10日(全文1)総額3132億円の第6次補正予算を編成
東京ささエール住宅への住宅設備の導入支援
募集のほうは8月7日を皮切りにスタートしまして、感染症の予防ということもあって、できるだけ郵送でのお申し込みをいただきたいと思います。募集する事業ですけれども、実施期間は今年度末までのものとなります。工事が、例えば来年度にわたるという場合は、今年度までに完了した部分、それは補助の対象になります。ご応募いただいた事業については外部の経験者などで、学識経験者などで構成する選定委員会で審査がございます。それによって選定してまいると。民間の力や優れた知見を生かしまして、積極的にご応募いただきたい。 それから2つ取り組みがあるということを申し上げて、その2点目であります。先の第2回の定例会で成立した補正予算に計上したものでありますが、東京ささエール住宅への住宅設備の導入支援であります。新型コロナウイルス感染症の拡大に伴って収入が減った方、住まいに困窮する方々、このような方が入居できるような住宅として、東京ささエール住宅の拡大にいっそう力を入れる必要がございます。 そこで賃貸住宅の貸主さんに東京ささエール住宅に登録いただく。そして要配慮者と呼んでおりますけれども、これらの方々に、安全性や利便性が高まる住宅の整備を導入する場合に、都が直接経費を補助する制度であります。これを開始するということで、対象は、例えばエアコン、それから宅配ボックスなど7種類の住宅設備で、導入費用の3分の2を、1戸当たりで10万円を上限に補助をするというものであります。これで住まいに困窮する方々のために登録を増やしていきたいということで、住宅政策本部が担当いたしております。
スマートポールの先行・試行設置状況
3番目のテーマであります。スマート東京の実現に向けた西新宿におけるスマートポールの先行・試行の設置状況についてお伝えいたします。スマート東京先行実施エリアというのが、この西新宿がその例になるわけでありますけれども、5Gのアンテナ、それから高速Wi-Fi、環境センサーなどさまざまな特徴を備えた都市型インフラであります、名称はスマートポールと呼んでいますが、このスマートポールの運用を開始するというものであります。5Gアンテナ基地局を搭載するスマートポールの運用ですが、これは日本で初めての試みとなります。 4月から先行・試行設置を進めてきたわけでありますけれども、4社がありまして、そちらはまず7月10日、今日ですね、東京電力パワーグリッド株式会社が今日から。それから住商さん、住友商事と日本電気が7月の22日にスマートポールの運用を開始することとなります。いずれも5Gや高速Wi-Fiがご利用いただけるということでございますが、それに加えましてスライドで左側の東京電力パワーグリッドのスマートポールにおきましては、大型のサイネージを活用しまして、都からの情報を順次、発信するというものとなります。 右側の住友商事と日本電気のスマートポールでありますけれども、これは人流解析カメラを用いて人の流れ、それから混雑状況などのデータがこれによって把握できるというものであります。こうした最先端の技術を活用して都民の生活向上に役立てていくというものであります。 それから残る2社でありますけれども、株式会社JTOWER、そしてエムシードゥコーについても今年の秋に運用を開始する予定でありまして、このスマートポールの先行設置・試行設置を通じて得られる設置や、また運営に係るノウハウ、知見などを多角的に検討していきます。それによって新しい整備モデルとして確立させていくという手順を考えております。そして都の全域、さらには全国へと、これをモデルにして展開して、電波の道の構築を進めてまいるということであります。担当は戦略政策情報推進本部となっております。 【書き起こし】小池都知事が記者会見7月10日 全文2に続く