23日開業「北大阪急行」の延伸線 「田園風景」と「アクセス性」の両立
大阪北部を走る北大阪急行電鉄の延伸線(千里中央ー箕面萱野間)が23日、開業します。延伸にともない、新たに箕面萱野駅と箕面船場阪大前駅が誕生。両駅のある箕面市では、沿線の交通利便性の向上に加えて様々な経済波及効果も期待しています。この延伸線がどういうところを走るのか、開業前に見にいってきました。 【拡大画像】箕面市内への延伸計画を認可発表時の地図資料
沿線ではタワーマンションの建設も
ここで、北大阪急行電鉄についてくわしく知らない読者のために、簡単に説明します。同電鉄は、大阪府吹田市にある江坂駅と同豊中市にある千里中央駅を結ぶ南北線を保有する鉄道事業者です。 江坂駅から梅田駅やなんば駅など大阪都心部の駅を経由して、同堺市にある中百舌鳥駅に至る大阪メトロ御堂筋線という地下鉄と相互乗り入れを実施しています。
この度の延伸は、南北線を千里中央から国道423号線に沿って北へ約2.5キロ延長するものです。 3月7日午後、千里中央駅前から阪急バスに乗って萱野小学校前停留所で下車。多くの車両が行き交う国道423号線の東側に、高架駅が見えました。 近づこうと思い、国道423号線の上をまたぐ歩道橋を東へ渡って右側を見ると、壁面に「箕面萱野駅」という駅名表示が掲げられているのを確認。付近はカラーコーンで遮られて近づけないものの、工事はほぼ終わっている様子でした。 駅の南東には、青々とした芝生のエリアとバスターミナルが見えました。昨年6月に訪れた際には工事の真っ最中でしたが、こちらもほぼ整備が完了しているようです。
駅の西側に戻り、階段を降りながら高架下を見ると、依然工事中ではあるもののコンビニエンスストアやラーメン店、不動産会社などの店名表示が壁に掲げられており、どういった店舗が進出するのかよくわかりました。 そのまま階段を降り、高架に沿って徒歩で南へ進みます。交差点の横断歩道を渡るとほどなく上り坂に。このあたりでは依然工事が続いている様子です。やがて、高架上の線路は坂の途中で地中へもぐりました。