通天閣が新アトラクション建設中 地上40メートルからダイブ 総工費3億円
アトラクション部分が完成
通天閣が新アトラクション建設中 地上40メートルからダイブ 総工費3億円
国の登録有形文化財で大阪を代表する観光スポットとして知られる通天閣(大阪市浪速区)で新しいアトラクションの建設が進んでいる。地上約40メートルのタワー中間部から垂直に飛び降りるクイックジャンプなどを設置。オープンは夏ごろを予定しており工期の終了はまだ先だが、アトラクション部分が完成したと聞き、2日夕にさっそく訪ねてみた。 【動画】通天閣の新アトラクションを記者と通天閣社長が体験 恐怖のあまり絶叫
名称は2つのアトラクションを兼ね備えた「Dive&Walk」
通天閣を運営する通天閣観光によると、アトラクションの名称は「Dive&Walk(ダイブ&ウォーク)」。地上26メートルの中間展望台屋上の外周にハーネス(命綱)を装着し、ちょっとしたアスレチック体験を楽しみながら一周するアトラクション「Walk」と、地上約40メートルのタワー中間部の台から、約14メートル下の中間展望台へ垂直に飛び降りる「Dive」という2つのアトラクションで構成される。
タワースライダーと同じ竹中工務店&タンデムが担当
工事は2日現在で、アトラクション部分は完了。全体工期は5月末までで、オープンは夏ごろを予定しているという。 設計・施工(統括)は竹中工務店で、スライダー本体の設計・施工をタンデムが担当。両社は2022年5月、通天閣にオープンした全長60メートルの滑り台体験型アトラクション「TOWER SLIDER(タワースライダー)」も担当している。
タワースライダー完成時から計画
筆者は昨年秋ごろから通天閣の中間展望台の上で工事が行われていることに気づいた。 高井社長は、2009年5月のタワースライダーが完成後に「タワースライダーだけやなくて、夢の続きがいっぱいありまして」と新アトラクションの計画を示唆していたことを思い出した。そこで問い合わせると「詳しい概要はできたらお話ししますが、さらにスリルを味わえるものができます」と話すなど、すでにタワースライダー完成時から計画は進んでいたという。 そして、アトラクション部分がほぼ完成した先月末にを報道発表し、3、4日両日には利用者からの意見を聞くために先着200人の新アトラクションオープン前体験会を実施する運びとなった。