大阪市・松井市長が定例会見6月17日(全文1)接種辞退職員リスト作成は大問題
リスクの高い人が残ってしまう状況が懸念されるが
大阪日日新聞:医師会の皆さんといいますか、クリニックの方々がかなり頑張っておられることはお聞きしてまして、実際、発熱外来やられてるところなんかは、発熱外来もあってワクチン接種もあって、それから集団接種会場にも行ってという、日曜日もないというような状況だという方もいらっしゃいますから結構マンパワーは厳しいのかなと思うんですけれども。大規模接種会場で年齢層を下げていくのも大事だとは思うんですけど、これ、オリンピックがどうなるかまだ分かりませんけれども、第5波ということが懸念されてる中で、一番懸念するのは、高齢者というか、リスクの高い方が残ってしまう状況というのを懸念するんですけれども。ですから大規模接種会場のところをちょっと減らして、そこから地域のほうに送るという考え方もあるかとは思うんですけども、その辺はいかがですか。 松井:これは効率的な問題で、今、大規模接種で従事いただいているそれぞれのドクターの専門職の皆さん、医療従事者の皆さんを分散するよりは、大規模接種センターで固まってやってもらうほうが全体の接種率、全体の接種人数は増えますから。やっぱり全体を考えたときは効率のいい形で接種体制を続けていきたいと思います。やっぱり休憩していただかないと駄目なんでね。ドクターのフル稼働で、1人のドクターが1つのライン、8時間ぶっ通しって無理なんです。交代交代でラインを維持していっていますから。だから分散することで不効率になる部分も多々ありますんで、ある一定規模でやっぱり接種することで効率化を目指したいと思います。 大阪日日新聞:ありがとうございます。
地域の巡回接種はどうか
司会:次の質問をお受けします。関西テレビさん。 関西テレビ放送:関西テレビ、稲垣と申します。ちょっと今の質問にも関連してなんですが、そもそもそういう地域の会場にもなかなか行けないような障害があるような方だったりっていう方については、今後どういうふうにそこはサポートしていくのかというのを伺いたいんですが。例えば神戸市で言うと、そういう方に対しては巡回するチームをつくって打っていくっていうようなことをされるそうなんですけれども、その辺りいかがでしょう。 松井:障害のある方、それから高齢者でなかなか来れない方については、それはなんらかの形で福祉の施設と連絡が取れているはずです。まったく、福祉、介護、そういう方々は必ずなんらかの形で介護認定をされて、福祉の形で行政とのつながりは持っていますから。そこの部分に、その方々に対しては福祉枠のほうで全員接種できるように体制を整えています。今の巡回接種っていうのも、もちろんその1つですけども。 関西テレビ放送:福祉枠っていうと、今、施設さんとかには巡回で行かれてたりとかはすると思うんですけれども。 松井:だからその方々も施設には。 関西テレビ放送:施設じゃなくて、例えば在宅で動けない方とか。 松井:その方々には、かかりつけ医いらっしゃると思いますし、そういう方々には、かかりつけ医の皆さんにお願いをして接種いただくような形はつくっていきます。巡回は、そこはやっぱり福祉局のほうでも、ある一定の条件整った方に対しては出張してワクチンを打つということも今考えてくれています。 関西テレビ放送:分かりました。あとインテックスについては64歳以下も接種券届けばということだと思うんですが、先ほど、ちょっと検討中ということではあったと思うんですが、個別接種とか区の集団接種については、この64歳以下の扱いというのは、今、市長の中でどういうお考えでしょう。 松井:え、個別接種? 【書き起こし】大阪市・松井市長が定例会見6月17日 全文2に続く