大阪市26日から「城見ホール」でのワクチン接種開始
今月26日から8月末ごろまでの毎週土・日に実施
大阪市の松井一郎市長は10日午後、大阪市役所で定例記者会見を開き、大阪市民が一日も早く安心した暮らしを取り戻せるようワクチン接種の早期完了に向け、インテックス大阪会場に続いて、新たに「城見ホール集団接種会場」(大阪城ホール内・大阪市中央区)を開設し、今月26日から8月末ごろまでの毎週土・日にワクチンの接種を開始すると発表した。 【中継】大阪市・松井市長が定例会見(2021年6月10日)
予約開始は14日午前9時から
発表によると、接種対象者は2021年度中に69歳以上に達する大阪市民(1953年4月1日以前に生まれた人)で、対象者は順次拡大していく予定だという。 予約開始は14日午前9時からで、大阪市ワクチン予約システム「接種予約サイト」、または大阪市新型コロナワクチンコールセンター(電0570・065670<ナビダイヤル>)、(電06・6377・5670 <ナビダイヤルが利用できない人>)で受け付ける。
使用されるワクチンはファイザー社製
また、使用されるワクチンはファイザー社製だという。1日あたりの接種可能者数は315人で、今月26日、27両日については、210名ずつになるとしている。
城見ホールに設置したねらいは?
会見では、報道陣から「大阪市ではインテックス大阪(大阪市住之江区)や府の接種会場などほかにも集団接種会場があるが、城見ホールに設置するねらいは」という質問があった。 その質問に対し、松井市長は「城見ホールは大阪市の中心部で交通の利便性も高い。城見ホールで接種できる体制のめどがたった。今後、64歳以下の方にも接種券を発送し、よりワクチンのニーズは高まると思いますので、城見ホールもスタートするということです」と答えていた。
「ワクチン接種会場を継続して運営できる体制が整えば延長していきたい」
また、ほかの報道陣からは、運用予定が8月末までとなっていることについての質問もあった。 それに対し、松井市長は「いま公募でご協力いただいている医療従事者のみなさんとの予定期間を考えて8月末にしているが、医療従事者のみなさんに今後も引き続きご協力いただけるよう要請をかけまして、ワクチン接種会場を継続して運営できる体制が整えば、延長していきたいと思っています」と話した。 さらに松井市長は「城見ホールは決まったばかりなので、接種対象を拡大していった際に、状況を見極めながら判断したいと思います」と説明していた。