大阪・松井市長 緊急事態宣言20日の期限について「すべての人が再延長だけは勘弁してくれと思ってる」
大阪市の松井一郎市長は10日、大阪市役所で定例記者会見を開き、今月20日が期限となっている緊急事態宣言について「今の状況でいくと新規感染者数、それから病床の運用状況は国で言うステージ3のそういう枠に入ってきてワクチンの接種も広がっていますから、もう来週辺りにはやはり解除ということの議論を大阪府の対策会議の中で話し合われるんだろうなと思います」と述べた。 【中継録画】大阪市・松井市長が定例会見(2021年6月10日)
大阪府では現在、緊急事態宣言下で、酒類提供を行う飲食店などへの休業要請や、大規模施設に対しては平日の時短要請、土・日の休業要請などを行っている。 松井市長は、報道陣からの「今の感染状況を踏まえた上で緊急事態宣言の扱いについてどのように考えているのか」という質問に対し「これはもう僕に限らず、すべての人が、もう再延長だけは勘弁してくれと思ってるでしょう。僕もそう思ってる」と述べた。
そして、現在の新規感染者数や病床の運用状況が国でいう「ステージ3」の枠に入ってきているとし「ワクチンの接種も広がっている。コロナ前の全て自由な社会活動というのは厳しいと思いますけども、もう来週あたりにはやはり解除ということの議論を。これはやっぱり権限は知事ですし、大阪府のやっぱりそういう対策会議の中で話し合われるんだろうなと思います」と続けた。
また、報道陣からは「(宣言解除の場合)時短要請した上で酒類の提供を認めるなど具体的な措置について必要だと考えているのか」という質問もあった。 それに対し、松井市長は「解除されれば緊急事態宣言前の活動は、商売される方は当然そうだというふうに望まれていると思います。別に酒が悪いわけじゃないんだから。お酒を飲むことで飛沫感染が広がることで医療の現場がひっ迫すると、医療従事者の負担が大きなものになるということで緊急事態宣言をやるわけで」と説明。 「ある一定の感染者、陽性者が出ても社会のそういう医療の体制の中で支えていける状況であれば、僕はお酒もそうだし、営業時間についても緩和するべきだと思います」と話していた。