大阪市・松井市長が定例会見6月17日(全文1)接種辞退職員リスト作成は大問題
東成区役所で職員の接種辞退者リスト作成。どう思うか
毎日新聞:毎日新聞の田畠です。東成区役所で、集団接種会場で余ったワクチンを無駄にならないようにするために、職員の接種できる人のリストを作ったときに辞退者のリストも同時に作っておりまして、これについて管理職だけでなくて一部の一般の職員にも共有していたっていうことが分かったんですけれども、これについて専門家からは情報管理の問題があるんじゃないかとか、同調圧力にもなりかねないんじゃないかっていうことで指摘があるんですけれども、市長としてはこの情報管理についてどう思われるかっていうことと、何か今後対処するとか、そういう予定はありますでしょうか。 松井:もう大問題やと思ってます。接種希望者のリストは必要です。でないと接種の予約枠が空いているところに、やはり接種能力を無駄にしないために職員、希望者はそこへ接種に行くようにっていうことを促してるわけだから。接種希望者のリストは要るけども、辞退者っていうか、接種希望しない人のリストは必要がないんで。なんのためにこれ、そういう不必要なリストを作ったのかがまず分からないし、それから情報共有も、そんなもん情報共有する必要がありませんから。個人情報なんでね。そういうことを、もうそういうリストを作って一般職員にその情報を共有しようとした、もう意味が分からない。そもそもまったく、個人情報への管理の意識っていうものが低いと言わざるを得ないんで、これは区長、各区担当してもらっている朝川副市長から、もう各区に対して職員情報の取り扱いについてしっかり指導してもらうようにしています。
このような事例はほかにないのか
毎日新聞:すいません、毎日新聞です。このような事例はほかにもないかとか、そういうところの調査など今後の予定はありますか。 松井:もう調査はしてますけども。リスト化してるところはあります。ただ、それを全てで情報共有しているとか、そういうところについては、そこまでの、なんて言うかな、個人情報意識欠如というところは見当たってはいません。 毎日新聞:今のご発言の中では、一般の職員の方にまでいってたのは東成区役所だけっていうふうに受け取っても大丈夫ですか。 松井:あれ、ちょっと、どうやったかな。うん、そうです。ただ、リスト化してるところはあんねんけど、これはでも希望者リストやったよね。 A:希望する、しないの一覧のリスト。 松井:希望する、しないの一覧リストはありますけども、一般職員までこの情報共有してるのは東成のみでした。もうそれは今聞き取っております。 毎日新聞:もともと調査っていうか、希望する、しないの調査のときに、どこまで情報共有するかっていうのは、職員の方に聞き取る際にもう提示してあったところは、東成はしてなかったみたいなんですけど、ほかのところは結構してあったりしたんですかね。どこまで情報を渡すかっていう。 松井:いや、それは職員としてのもうごく当たり前の認識というか。だから普通は、職員だけじゃなくて、普通、企業でも、もう個人情報については、取り扱いについては慎重に取り扱うっていうのはもう当然、一般常識の話やと思うんで、だからそこは、他の区役所においては1人1人の接種の意思の情報を広く情報共有するというところはありません。 毎日新聞:すいません、あと、今どういう事例についてっていうことで。 松井:え? 毎日新聞:広く一般の職員の方に共有したところは東成だけっていうことだったんですけど、リスト自体は各区役所では作っているんですね。 松井:作ってますよ。これ、でも接種希望しますかというリストで、しませんかなんていうリストは作りません。 毎日新聞:逆に言ったら、しませんっていうリストは東成だけだったっていうことでいいでしょうか。 松井:うん、そう。しませんかというののリストは東成だけ。ただ、するかしないかの、基本的に希望しているというリストがあれば、そのリストに載ってなかったらしないということだよね。ただ、それを誰々って名前書いたようなリストは作っていません。 司会:次の質問をお受けします。大阪日日新聞さん。