小池都知事が定例会見5月28日(全文1)五輪パブリックビューイングはコロナ対策で工夫
東京都の小池百合子知事は28日午後、都庁で記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「東京都・小池知事が定例会見(2021年5月28日)」に対応しております。 【動画】東京都・小池知事が定例会見(2021年5月28日) ◇ ◇
通常医療がまだ制限される水準
NHK:これから小池知事の定例記者会見を始めます。冒頭、知事よりお願いします。 小池:今日は2点お伝えをしてまいります。まず新型コロナウイルスの感染症対策であります。きのう、モニタリング会議で感染状況、医療提供体制、それぞれともに変わっておりません。最高レベル、赤であります。新規陽性者数の7日間平均ですが、皆さんご協力いただいて、減ってはきております。ただ、依然として高い値。そして入院患者数、重症患者数、これも通常医療がまだ制限される水準であるとして、厳しい状況が続いている、このような分析を専門家の皆さま方からいただいたところであります。 おととい、埼玉、千葉、神奈川の1都3県の知事、テレビ会議を行いました。それによって、その意見交換を通じて、緊急事態宣言とまん延防止等重点措置と違いますけれども、それぞれの措置を延長するということで国へ要望を出したところであります。先ほど分科会でそれぞれの宣言、そして措置が延長、または地域によって違いますけれども、東京については緊急事態宣言の延長が分科会で認められたという報道がございました。そして、これから国で手続きが進められているということになりますので、このあとそれらの手続きを踏まえて、決定を受けまして、都としての今後の対策など、今日の夜にあらためてお示しをいたしますので、この会見につきましてはそれ以外のことでお話、お伝えをしてまいりたいと思います。 ただ、コロナの流行主体が感染力の強いN501Y変異株に置き換わっていること、そのために新規陽性者数の減少に時間が掛かっているという認識、これはまずベースにありますし、またインドで流行しておりますL452R変異株でございますけれども、これについても今、ほぼ置き換わったといわれているN501Y変異株よりも1.5倍以上感染力が強いとの報告もございまして、変異株への最大限の注意が必要である、この認識に立っているわけであります。 都内の人流についても、いつものように東京都医学総合研究所の西田先生からご報告いただきまして、ゴールデンウィーク後は、昼夜を問わず再び増加しているとの報告をいただいております。かつ、このまま増加が続きますと早い段階でリバウンドする可能性が高い、こういったご指摘をいただいております。こうした点を踏まえまして、あらためて皆さまには、これまでいろんなご協力いただいておりますことにまずは感謝を申し上げると同時に、あらためて皆さま方には外出自粛、そして都県境を越える移動のお控え、そして基本的な感染防止策の徹底、これらをお願い申し上げます。