廃車にしてリニューアルが完了? 最近の小田急電鉄1000形の動向
小田急電鉄1000形ってどんな電車?
総計196両が製造された小田急電鉄1000形(玉川学園前~町田/2014年4月17日、柴田東吾撮影)。
1000形は、小田急線の輸送力増強と、既存の車両の置き換えを目指して1987(昭和62)年末に登場し、翌年から本格的な営業運転に投入されました。小田急電鉄では2018(平成30)年に下北沢付近で複々線化を行ったことで、大幅な輸送力増強が実現しましたが、1000形が登場した頃は輸送力の増強に追われていた時期でもありました。 1000形の導入に合わせて新宿方面では各駅停車を6両編成から8両編成としたり、サイズの小さい車両を大形の車両に置き換えたりすることで、輸送力を地道に増強する取り組みが行われていたのです。
本文:4,919文字
購入後に全文お読みいただけます。
すでに購入済みの方はログインしてください。
柴田東吾(鉄道趣味ライター)