最も稼いでいるのは? バルセロナの最新年俸ランキング1~10位。主力選手たちの給料とは?
「年俸」はサッカー選手を評価する指標の一つだ。世界的名門バルセロナで最も高額な給与を手にしているのは誰なのか。今回はバルセロナ所属選手の年俸ランキングを紹介する。※推定年俸は『Capology』を、スタッツは9月14日時点の『transfermarkt』を参照。金額が並んだ場合の順位はサイトに準拠。
放出候補…?
10位:アンドレアス・クリステンセン(デンマーク代表) 生年月日:1996年4月10日(28歳) 推定年俸:900万ユーロ(約14.4億円) 23/24リーグ戦成績:30試合2得点2アシスト バルセロナで10番目に高額な給料を受け取っているのは、DFアンドレアス・クリステンセンだ。その年俸は900万ユーロ(約14.4億円)とされている。 クリステンセンは2022年夏にチェルシーからフリーでバルセロナに加入した。2023/24シーズン途中からはチーム事情もあって守備的MFを担当していたが、本来はセンターバックの選手であり、ハンジ・フリック監督体制では本職に戻る見込みだ。しかし、開幕直後にクリステンセンはアキレス腱を負傷して長期離脱を強いられて、今シーズンのスタートは出遅れてしまった。 守備の能力が高いだけでなく、ユーティリティー性でもバルセロナに貢献してきたクリステンセンは、コンディションが整っていれば、十分な活躍が期待できる選手だろう。 しかし、クラブの財政難の影響でこの夏は放出リストにあがっているという報道が続いた。アンタッチャブルな存在ではなく、まだ放出して移籍金を期待できる年齢なだけに、今後再び移籍が話題になっても不思議ではないのは確かだ。フリック監督は17歳のパウ・クバルシに期待している様子で、ロナルド・アラウホがケガから回復したあと、クリステンセンがセンターバックの序列でどの位置に収まるのか、今後の展開に注目だ。
放出候補→レギュラー!?
9位:イニゴ・マルティネス(スペイン代表) 生年月日:1991年5月17日(33歳) 推定年俸:938万ユーロ(約15億円) 23/24リーグ戦成績:20試合0得点0アシスト イニゴ・マルティネスは、推定年俸938万ユーロ(約15億円)で、バルセロナのセンターバック陣で最も高額な給料を受け取っている。 昨年夏にアスレティック・ビルバオとの契約が満了してフリーで加入したイニゴ・マルティネスは、2022/23シーズンにラ・リーガで20試合に出場した。12月から約2カ月の負傷離脱があったほか、ベストメンバーがそろったときはベンチを温めることも多く、経験豊富なセンターバックのバックアッパーとなっている。 今夏はクラブの財政難もあって放出の噂は絶えなかった。サウジアラビアのクラブからもオファーがあったと報じられている。しかし、ロナルド・アラウホとアンドレアス・クリステンセンの主力センターバック2人が負傷で長期離脱となったことで放出リストから外れ、今シーズンは開幕からリーグ戦全試合に出場中だ。 放出候補から一転してピッチに立ち続けているイニゴ・マルティネスは、シーズン序盤で最終ラインをけん引する大事な役割を担うことになった。ここまでセンターバックのコンビを組んでいるパウ・クバルシは17歳の若手で、イニゴ・マルティネスの経験は若手の育成にも良い影響を与える可能性があるだろう。