最も稼いでいるのは? バルセロナの最新年俸ランキング1~10位。主力選手たちの給料とは?
ポジションへのこだわりは弱まった?
4位:ジュール・クンデ(フランス代表) 生年月日:1998年11月12日(25歳) 推定年俸:1355万ユーロ(約21.6億円) 23/24リーグ戦成績:35試合1得点2アシスト バルセロナのDFで最も高い給料を受け取っているのはジュール・クンデだ。年俸は1355万ユーロ(約21.6億円)で、全体で4位である。 クンデは2022年夏にセビージャから加入した選手で、すぐにレギュラーに定着した。しかし、加入直後から起用法が話題になった。クンデはセンターバックでのプレーを強く望みながらも、バルセロナでは右サイドバックを担当することが多く、ポジションへの強いこだわりから移籍が噂される時期もあった。 そんな希望を汲んでのことなのか、前監督のシャビはセンターバックでも起用していたが、クンデが右サイドバックを務めた方がチーム全体のバランスが取れることが多かった。右ウイングを務めるラミン・ヤマルとの縦の関係が非常に良好な上、左サイドはやや攻撃に偏ったところがあり、得意の攻撃参加を自重しながら守備を引き締めるクンデの存在は重要だった。 ただ、ハンジ・フリック監督体制でクンデは自分を犠牲にする覚悟ができている様子。スペイン『AS』に対して同選手は、「以前はセンターバックの方が好きだったけど、いまはサイドバックも好き。監督が求める場所でプレーすると伝えてある」と話していた。実際、今シーズン開幕からの4試合では全て右サイドバックで先発しているところで、シーズンを通して右サイドバックでプレーする可能性がありそうだ。
高すぎないか…
3位:アンス・ファティ(スペイン代表) 生年月日:2002年10月31日(21歳) 推定年俸:1395万ユーロ(約22.3億円) 23/24リーグ戦成績:19試合2得点0アシスト(ブライトン) バルセロナで3番目に高額な年俸を受け取っているのはFWアンス・ファティだ。その額は1395万ユーロ(約22.3億円)となっている。 バルセロナの下部組織で育ったファティは、2019/20シーズンに16歳の若さでトップデビューを飾り、このシーズンにリーグ戦で7得点を記録した。軽やかな身のこなしで鋭く突破してゴールを重ね、クラブとファンの期待を一身に背負う存在となった。 しかし、2020年11月に左ひざ半月板を負傷して2020/21シーズンを棒に振ることに。10番の背番号を託された2021/22シーズンも度重なる負傷に悩まされた。2022/23シーズンはケガから解放されたものの、出場した36試合のうちほとんどが途中出場で、かつての期待とは程遠い姿だった。2023/24シーズンはイングランドのブライトンへ期限付き移籍したが、負傷で離脱した時期もあり、プレミアリーグの出場は19試合で2得点という結果に終わった。 今シーズンは、7月中旬に右足を負傷してバルセロナに残留。再び10番を背負うことになった。本来のポテンシャルを考えると、ファティは一つのオプションとしてバルセロナの戦力になり得るが、この年俸を考えると、オプションではなく、不動のレギュラーであってほしいところだろう。21歳で伸びしろに期待はあるものの、同時に負傷への不安も付きまとう選手だ。