最も稼いでいるのは? バルセロナの最新年俸ランキング1~10位。主力選手たちの給料とは?
なけなしの金で買った新顔
8位:ダニ・オルモ(スペイン代表) 生年月日:1998年5月7日(26歳) 推定年俸:938万ユーロ(約15億円) 23/24リーグ戦成績:21試合4得点5アシスト(ライプツィヒ) この夏の新戦力であるダニ・オルモの推定年俸は、938万ユーロ(約15億円)となっている。 オルモはバルセロナの下部組織で育ったあと、ディナモ・ザグレブに活躍の場を移してクロアチアからヨーロッパ主要リーグに飛躍した。2020年1月にライプツィヒに加入すると、公式戦148試合で29得点34アシストを記録して評価を高めた。今年夏のユーロ2024(欧州選手権)ではスペイン代表の10番を背負って活躍し、母国の優勝に貢献している。 バルセロナは、この夏も財政難でオルモの選手登録に時間を要した。5500万ユーロ(約88億円)の移籍金を投じる価値があるか疑問視する声もあったが、加入後2試合で2得点を挙げていきなり存在感を放っている。プレー内容としても見事で、ハンジ・フリック監督のサッカーにピタリとハマっており、攻撃のキープレーヤーになる予感を漂わせている。 適応に不安がないと分かった今、クラブとファンが心配しているのはコンディションだろう。オルモは毎シーズン、負傷で離脱する時期があるタイプの選手で、最後にシーズンを通して稼働したのは2020/21シーズンだった。その問題さえ繰り返さなければ、年俸に見合う以上のパフォーマンスを発揮する可能性がある。
コスパは最悪!?
7位:ペドリ(スペイン代表) 生年月日:2002年11月25日(21歳) 推定年俸:938万ユーロ(約15億円) 23/24リーグ戦成績:24試合4得点2アシスト バルセロナの未来を担う21歳のペドリは、938万ユーロ(約15億円)の年俸を受け取っている。 2020年夏に加入してすぐに定位置を獲得したペドリは、広い視野と抜群のパスセンスで瞬く間にチームの中心選手になった。加入1年目でリーグ戦37試合に出場したほか、カップ戦でも15試合に出場し、シーズンを通してフル稼働。さらに、2021年夏にはスペイン代表のレギュラーとしてユーロ2020(欧州選手権)でもピッチに立ち続けた。 しかし、1年目に働き過ぎた影響なのか、2シーズン目はハムストリングの負傷で離脱となる時期が長く、リーグ戦の出場は12試合に激減。その後もシーズンを通してのフル稼働は難しく、2023/24シーズンは3度にわたる右ももの筋肉の負傷で、リーグ戦の出場は24試合にとどまった。 能力の高さに疑いの余地はないものの、ケガが多い選手というイメージがついてしまったペドリは、まだ21歳と若い。ケガなくシーズンを駆け抜けることができれば、年俸分の働きを期待できるはずだ。「アンドレス・イニエスタの再来」と呼ばれるその才能を、継続的にピッチで発揮してほしい。