【日本代表の11月シリーズ序列&起用法】主軸を欠くCBとCFのスタメンは? 堂安律と三笘薫のシャドー起用で伊東純也と中村敬斗の出番増も
FIFAワールドカップ2026アジア最終予選(3次予選)で、11月15日にインドネシア代表、19日に中国代表といずれもアウェーで戦う日本代表。森保一監督が招集したメンバー27人の予想序列と起用法を改めて整理する。 【映像】久保建英、驚愕のカットインゴール GKは9月と10月の4試合でいずれもフル出場した鈴木彩艶(パルマ)が絶対的な一番手。引き続き大迫敬介(サンフレッチェ広島)と谷晃生(FC町田ゼルビア)がバックアッパーとなる。 大きな注目点が最終ラインだ。怪我で招集外となったDF冨安健洋(アーセナル)、DF伊藤洋輝(バイエルン)に加え、11月8日のベルギーリーグでアキレス腱を痛めた谷口彰悟(シント=トロイデン)も11月7日のメンバー発表後に参加を辞退。過去4試合は右から板倉滉(ボルシアMG)、谷口、町田浩樹(ユニオン・サン=ジロワーズ)という3バックだったが、板倉を中央に回し、右CBに“新顔”を抜擢する可能性が高い。 その候補は、高井幸大(川崎フロンターレ)、瀬古歩夢(グラスホッパー)、5か月ぶりに復帰した橋岡大樹(ルートン)、そして追加招集された関根大輝(柏レイソル)という4人。過去4試合で唯一出番を得ている(9月の中国戦で20分ほどプレー)高井が有力候補ながら、代表キャリアでは上の橋岡と瀬古のスタメンも十分にありえる。はたして森保監督はどう判断するか。 ダブルボランチは、過去4試合を見る限り遠藤航(リヴァプール)と守田英正(スポルティング)がレギュラー、田中碧(リーズ)が3番手という序列が明確。10月に続いて連続招集となった藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン)は、海外組込みのフル代表だとまだ出番がなく、まずはデビューが目標となる。 ウイングバックは9月と10月で考えると、右が堂安律(フライブルク)、伊東純也(スタッド・ランス)、菅原由勢(サウサンプトン)、左が三笘薫(ブライトン)、中村敬斗(スタッド・ランス)、前田大然(セルティック)、長友佑都(FC東京)という序列が明確。ただ、堂安と三笘はシャドーでも計算できることを証明しており、今回はスタッド・ランスでも好調な伊東と中村がスタメンも含めて出番が増えるかもしれない。 そのシャドーは、4試合連続スタメン中と南野拓実(モナコ)への信頼が最も厚い。相棒の座は久保建英(レアル・ソシエダ)と鎌田大地(クリスタル・パレス)が完全に分け合っており、試合途中から三笘と堂安をこちらに回すオプションもある。9月と10月は出番なしだった旗手怜央(セルティック)も含め、スタメン争いは最も熾烈と言える。 CFは浅野拓磨(マジョルカ)に加え、レギュラーの上田綺世(フェイエノールト)が怪我で招集外。代わって古橋亨梧(セルティック)が約1年ぶりに復帰している。ただ、少なくとも最初のインドネシア戦のスタメンは小川航基(NEC)だろう。先発だった6月のミャンマー戦は2ゴール、9月と10月は途中出場から1ゴールずつと、少ないプレータイムで結果を残してきた。最終予選初先発を果たす可能性が高い。 森保監督は古橋とデビューを目指す大橋祐紀(ブラックバーン)はもちろん、会見では前田のCF起用にも含みを持たせた。インドネシア戦の結果とトレーニング状況に応じて、中国戦のスタメンが決まってくるはずだ。 ちなみに、9月と10月は中4日だった試合間隔が、今回は中3日。しかもアウェー間の移動を伴うという、過酷なスケジュールだ。これまで以上にターンオーバーを活用し、総合力の高さを活かしたいシリーズでもある。森保監督の采配に注目が集まる。 (ABEMA de DAZN/サッカー日本代表)
ABEMA TIMES編集部