【懐かしの私鉄写真】小田急電鉄向ヶ丘遊園モノレール線 開業から廃止まで
豆電車の代わりに登場した未来的な乗りもの
開業初日の向ヶ丘遊園(駅前)乗り場、撮影したのは昼頃で、一般の乗客より会社関係者の姿が目立つ。テントや椅子が片付けられているから、午前中に開業式典が行われたのだろう(1966年4月23日、楠居利彦撮影)。
1966(昭和41)年4月23日、小田急電鉄に向ヶ丘遊園モノレール線が開業しました。区間は向ヶ丘遊園(向ヶ丘遊園駅前)~向ヶ丘遊園正門間1.1km、跨座式モノレールとしては名鉄のモンキーパークモノレール、東京モノレールに次いで3番目ですが、この2社がゴムタイヤで走行するアルウェーグ式なのに対し、鉄レールの上を鉄車輪で走行するロッキード式が採用されました。 向ヶ丘遊園(小田原線の向ヶ丘遊園駅と区別するため、以下、遊園地とする)へのアクセスとしては、従来からバッテリー式機関車による豆電車が運転されていました。
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楠居利彦(鉄道ライター)