「合流新党」代表選 泉氏・枝野氏が会見(全文3)山登りに例えれば5合目
なんであんな期限を切ったんだろうと
枝野:2009年のアプローチは、私は直接関わっていませんでしたが、やはり残念だったのがなんであんな期限を切ったんだろうと。相手のある交渉事です。しかも相手の国のいろんな政治状況、政治勢力の意見にいろいろと左右される要素を抱えているテーマであります。従ってまず期限を切らずに粘り強く行っていくということを大前提にしなければならない。 その上で先ほど泉さんがお話しされたように多様なルートをしっかりとつくっていく。私自身、一昨年でしたか、アメリカ、ワシントンをお訪ねしたときも、いわゆる外務省ルート以外の人脈で、いろんな方とお会いをしてきました。そういった複数のルートから、アメリカでも海兵隊の縮小が必要だとかさまざまな声がある。そうした声と連携をしつつ粘り強くやっていくということが、私は現実的なアプローチだと思っています。 後者については、振興法自体は私はやはり延長が必要だろうと思っていますが、中身、大きく変えていく。その変えていく方向はやはり地元の声、幸い玉城デニー知事とは知事が国会時代、親しい関係にありますので、率直な意見を聞かせていただきながら、私としては自分自身が沖縄担当大臣をやっていたときもそういうふうに申し上げたんですが、沖縄の不利な部分のところを補うということが、どうしても中心になってきたと思うんですが、私はやはり沖縄は地理的に優位さを持っている、その優位さをどう生かしていくのかということが、結局弱点を補って余りあるところにつながっていくんではないかというふうに思っていますので、そうした視点をもってデニー知事と話をしていければと思います。 【書き起こし】「合流新党」代表選 泉氏・枝野氏が会見 全文4に続く