小池都知事が定例会見1月21日(全文2完)「人流抑制より人数制限」発言、国と専門家で整合性取って
宿泊療養の現状の認識と改善に向けた動きがあれば
東京新聞:東京新聞の加藤です。コロナの宿泊療養についてお伺いします。都は家庭内感染を防ぐ観点から、軽症や無症状の患者に対しては原則宿泊療養を打ち出していましたが、申し込みが殺到して希望しても入所できない状態になっているようです。宿泊療養の現状のご認識と改善に向けた動きがあれば一緒にお願いします。 小池:宿泊療養というのは、やはりご家族と同じところにおられると家庭内感染につながりますので、それを防ぐという意味では有効な方法であるということから、1万1000室の確保で進めてまいっております。それに加えて今度は無症状の方々も、やはり家庭内感染を防ぐという意味から、無症状の方々を受け入れる施設を、確保を進めているところでございます。すでに、来週にも1つまた、その施設を増やしますし、進めてまいりますけれども、そういった方々とのスピードと、実際の陽性者が増える、拡大するスピードと、それらの施設の確保ということになろうかと思いますが。 基本的には、これらの陽性の拡大に伴いますと、現実的には自宅で療養していただく。そのために、自宅のときに、こういったことを、気を付けてくださいと。そしてまた、どのような形で健康を維持していくかなど、さまざまな方法で確保していきたいと考えております。いずれにせよ、できるだけ増やす形で進めていきたいし、その方を1人1人、どこの、迎えの車を用意するわけですね。それらのロジもやっていかなければならないということで、もう現場も大変奮闘しながら進めているということであります。 このあとどのように、オミクロン株への評価が進んでいくのか、なども注視しながら、それによって準備が、また施設をつくることも関連してくるかと思いますので、よりオミクロン株に対しての科学的な知見なども踏まえて対応策を考える、その提案などもいただければなと思います。
拡大スピードが予想を上回るという認識か
東京新聞:知事、今スピードというご発言がありましたけれども、第5波の教訓から自宅療養や宿泊療養の体制は、都は入念に準備をしてきましたが、それでも宿泊療養、なかなか入れないとなっているのは、オミクロン株の拡大スピードが予想を上回るものだったというご認識なんでしょうか。 小池:オミクロン株というのは強敵であるということは事実であります。一方で、宿泊療養に入っていただくには、この方はどこそこの宿泊療養がいいとか、に行っていただく、そのための足の確保とか、先ほども病床を確保するのに現場は大変苦労しながら進めているということを申し上げました。宿泊療養も同じことであります。 同一の人が保健所に連絡をして、またコールセンターに連絡をして、どっちの宿泊療養がいいかっていうのを選ばれたりするケースもあるんですね。そういったことで、ぜひ皆さん、保健所にしても、これらのコールセンターも拡大をしていきますけれども、ぜひ今の状況も、お1人お1人ご理解いただければというふうに思います。そしてそれをスムーズに進められるようなことを、お願いを申し上げたいと思います。