小池都知事が定例会見1月21日(全文1)感染をとめる、社会はとめない
東京都の小池百合子知事は21日午後、都庁で定例記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「東京都・小池知事が定例会見(2022年1月21日)」に対応しております。 【動画】東京都・小池知事が定例会見(2022年1月21日) ◇ ◇
今日からまん延防止等重点措置の実施
朝日新聞:それでは知事の定例会見を始めたいと思います。知事のほうからよろしくお願いいたします。 小池:よろしくお願いいたします。今日は3点お伝えいたします。まずコロナ、そして2つ目がスポーツのレガシー、そして3点目がオープンデータのハッカソンで都知事杯を設けるというものであります。 最初、コロナですけれども、ご承知のように今日、21日から都内全域対象といたしまして、まん延防止等重点措置の実施となります。かつてないスピードで拡大するこのオミクロン株、これに対抗するために国にこれまでも確保、供給について強く要望してきました武器ともいえる3回目のワクチン接種、経口薬、中和抗体、私、これ三種の神器と呼んでいるんですけれども、これを重点措置による対策と、この武器と、両方で進めていくということが重要になってきます。その意識を都民、事業者の皆さまとも共有し、実行していきたいという呼び掛けであります。 きのうのモニタリング会議で何があったのかということですけれども、分析をしていただいて、そし報告でまず65歳以上の方が増えている。10代以下の感染が増加していると。もちろん全体の陽性者数報告というのは非常に増えてきている。高齢者ですけれども、言うまでもありません、重症化リスクが高い、入院期間も長期化するということで、医療に与える負荷も大きくなるという専門家の指摘、あらためてありました。
保健所の業務が逼迫
感染経路の約5割が家庭内感染でございます。ただ、ウイルスは家庭の中で発生するわけではもちろんないということは、つまり家庭内にウイルスをいかに持ち込まないようにするか、リスクを減らすか、一緒に住んでおられるご家族で感染を広げないかということは、1人1人のそれぞれの行動に懸かってくるということです。それが1点。 それから2点目に保健所の業務が逼迫しているという状況でございまして、この業務の重点化によって陽性者の本人から濃厚接触者に該当すると思われる方にご連絡をいただきたいという旨を、各保健所に通知をしたところであります。誰が濃厚接触者に当たるかというのを、ずっと保健所は日々、何日は誰と何を、マスクしながら食事されましたか、どうですかって、ずっと保健所のほうがヒアリングを重ねてきたわけでありますけれども、一番よくご存じなのはご本人ですから、そこから濃厚接触者と思われる方に連絡をしていただくと。ただそこで、そのあとはまずその連絡を受けた方は検査を受けていただきたい。そして自宅などで待機をいただくということをお願いいたします。 陽性者、どういう形で友達やそのとき一緒だった人に連絡をすればいいかということについては雛型がございますので、それを保健所、そして医療機関などにあらためて通知をすることといたします。それを活用して、思い当たる方のところにご連絡をいただきたいということであります。 それからポイントとして、活動が活発な若い世代の感染拡大が多いということであります。それを防ぐために、これまで多くの集団感染が発生している学生寮とか部活動でのチェックリストを東京iCDC、専門家の方々による組織でありますけれども、東京iCDCのほうで作成をいただいております。 それから、こちらですね。それからこちらのほうは以前からご家庭、自宅で療養される方々向けにどのようにして過ごすべきか、注意点はどこかということをまとめたハンドブックをご自宅で療養される方にお届けしています。パルスオキシメーターであるとか、あと食料品などもお届けしているわけですけど、そこにこういうハンドブックをお届けしてきたんですけれども、これをより実用、今のニーズに即したものへと改訂をしたものです。