大阪市・松井市長が定例会見4月14日(全文1)万博シャトルバスは環境負荷ゼロ目指したい
脱炭素バスに期待することは
日本経済新聞:日本経済新聞の古田と申します。会見の資料とは関係ないんですけれども、脱炭素バスについてなんですが、きのう大阪府・市の補助金事業の公募が始まったということで、あらためて万博に向けた脱炭素バスへの期待をお願いします。 松井:これは万博のみならず、脱炭素社会というのは、これはもうG20のときでも大阪宣言という形で、世界のトップが集まった中での約束事なんで、これも、この地球の環境を守るためにも、これからやっぱり化石エネルギーのみの、やっぱりそういうガスを排出するような、そういう機会というのはできるだけ抑えていかなければならないと思ってます。万博のときには、シャトルバスは、これは最低限電気か水素という形でやっぱり環境負荷ゼロを目指していきたいと思います。 日本経済新聞:市長がおっしゃるシャトルバスっていうのは、万博の会場と駐車場を往復するバスのことでしょうか。それとも駅から万博会場まで行くバスのことでしょうか。 松井:それは両方です。駅から。ただ、よそから観光バスでどんと来られるところまでは、これは他府県の協力も要りますから、なかなか難しいかなと思ってます。僕はやっぱり駅とか、それから駐車場からとか、そういうところは環境負荷ゼロの電気か水素、こういうものをやっぱり目指すべきだとは思ってます。 日本経済新聞:まだ公募始まったばかりと思うんですけれども、来年度以降も同様の事業を実施したいとお考えでしょうか。 松井:来年度の、僕がやるのは来年度当初予算、骨格までなんでね。でもそれは一応、骨格の中には入れたいと思いますね。 日本経済新聞:ありがとうございます。 司会:次の質問をお受けします。読売新聞さん。
大阪がIR設置自治体に選定される可能性は
読売新聞:読売新聞の梅本です。ちょっとIRについて伺いたいんですけれども、4月28日までに事業計画を提出すると思うんですけれども、あらためて大阪の選定の可能性について、ちょっと市長の見解というのをお願いします。 松井:いや、これは法律で、日本で3カ所って決められてるわけですから、今3カ所、手を挙げているのが大阪と和歌山と、それから長崎。これ選挙で言うならば無投票じゃない、選挙で言うならば。ただし中身があるんでね。その中身の中で一番精緻に、それから内容的にも具体性があるというのは大阪のプランだと思いますから。選ばれないという理由が、理屈が、なかなか考えにくいと思ってます。 読売新聞:ちなみに関連して、IRについては、今の岸田首相はあんまりIRのことを発言されてないような印象を受けるんですけれども、この点、菅政権と比べると、岸田政権のIRへの温度感というのはどのように捉えられていますでしょうか。 松井:いや、これは政府としては同じですよ。もう法律に、法律を作る前なら、政治家がその法律を作るためにいろいろと、積極的な方、それからやっぱりどちらかというと消極的な、そういう政党もありますからね、そういう人もいるでしょうけど。もう今、法律が出来上がって、その法律に基づいてタイムスケジュールが続いていっているわけですから。政治家の発言が左右するとか、熱意があるとか熱意がないとかっていうのは、そもそもセンスのない質問やと思います。 読売新聞:では、その選定の時期についてなんですけど、一応、政府では夏ごろとされてるんですけれども、市長としてはどのぐらいの時期に選ばれるだろうというような見通し、今後、想定というのはありますでしょうか。 松井:だから政府が決めたスケジュールに沿って選ばれるだろうと思っています。 読売新聞:分かりました。ありがとうございます。 司会:次の質問をお受けします。関西テレビさん。 【書き起こし】大阪市・松井市長が定例会見4月14日 全文2に続く