【空から撮った鉄道】四国初の鉄道は軌道線と鉄道線の平面クロスがある伊予鉄
日本に残る鉄道線と軌道線との平面クロス
最初に訪れたのは道後温泉上空で、道後温泉本館を眼下に中央やや右上に見える城南線道後温泉駅(電停)を撮影した。その上では道後公園電停を発車した列車が道後温泉駅へと向かう(2013年4月11日、吉永陽一撮影)。
伊予鉄道の名を聞いて思い浮かべるのは何でしょう。「坊っちゃん列車」、路面電車(軌道線)と鉄道線、道後温泉、松山城、平面クロス。軌道線は松山の名所を結び、鉄道線は主に郊外と中心部を結んでいます。そしてJR松山駅すぐ近くの大手町駅と古町駅で、軌道線と鉄道線は平面クロスをします。この光景は全国唯一の存在です。 伊予鉄道の路線は以下の通りです。軌道線は道後温泉~西堀端間の城南線、古町~西堀端間の大手町線、本町一丁目~本町六丁目間の本町線、南堀端~松山市間の花園線で、平和通一丁目~古町間の城北線は軌道線のように思えますが、実は鉄道線です。路線名はこのように分かれていますが、実際の運転は系統別であり、花園線、大手町線、城北線、城南線をほぼ環状運転する1、2系統。松山市~道後温泉の3系統、JR松山駅~道後温泉の5系統、松山市~本町六丁目の6系統で、4系統は欠番となっています。
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吉永陽一(写真作家)