スペインではこれを食べなきゃ、始まらないし終われない!!
新年には何を食べる? 2025年がスタートしました! 今年はどんな年になるのかな? と期待と新たな抱負を抱きながら、新年を迎えて食べるものって国によって色々あるのではないでしょうか? 日本だと、お雑煮やおせち料理が続いた後、七草がゆを食べるという流れでだんだんとお正月気分から日常の生活リズムに戻っていくというような感じですよね。 スペインでも、年末年始や年明けに食べられるものがあります。 12粒のブドウとシャンパンで年末年始を迎え、そして年明けにやっぱりこれを食べなきゃ始まらないし、終われないというスペイン特有の食べ物があるんです。 スペインのクリスマスから年末年始の過ごし方は、スペインのクリスマスの過ごし方(スペインのクリスマス事情③)でご紹介しています!
スペインで新年に食べるものとは? 年明けにスペインで食べられるものとは、『ロスコン・デ・レイエス』と呼ばれるスイーツなのです。 「何それ?」って思われる方がほとんどだと思いますが、最近日本でも注目されつつあるフランスのお菓子ガレット・デ・ロワと言えば、「あ、なんか聞いた事あるかも」と思われる方もいるのではないでしょうか? ロスコン・デ・レイエスは、スペイン版ガレット・デ・ロワと言えば日本の方には伝わりやすいかもしれませんが、スペインのそれは見た目が全く異なります。 でも、スペインのロスコン・デ・レイエスとフランスのガレット・デ・ロワは、同じ意味があり、同じ日に食されるという共通点があります。 ロスコン・デ・レイエスについては、スペインの気になるクリスマススイーツ(スペインのクリスマス事情②)でご紹介しています!
スペインのスイーツ事情 新年にしか食べらられないこのスイーツ、1月6日を過ぎるともう見かけることはありません。 1年に1度、この新年の時期にしか製造されず、販売されないという稀少価値のあるスイーツなのですが、誰もがこのスイーツを楽しみにしているかというと、実はそうでもないというのが正直なところだったりします。 1月6日の三賢者の日をお祝いするためとか、子供のためとかいう理由で、ロスコン・デ・レイエスを食べるのがトラディショナルだから、ま、一応毎年買って食べるよね~って感じなんです。 スペイン料理は、日本人の口にも合い、大体の方がスペイン料理は美味しいと言うのは、耳にしたことがありますが、スペインのスイーツが美味しいと言う人は、聞いた事がありません。 スペイン人は、甘党が多くスイーツ好きは多いのですが、見た目も美しく美味しいものに慣れている日本人の私達からすると、スペインのスイーツは、正直、残念なものが多いんです。 ただ甘いだけで、洗練された繊細な甘さの美しいスイーツに巡り合えるのは、スペインでは至難の業といっても決して大袈裟ではないということを、スペイン滞在経験のある方なら分かっていただけるでしょう。 最近では、マドリッドやバルセロナでは、いわゆる日本人の私達が期待する美味しそうなスイーツが並ぶお洒落なケーキ屋さんを見かけることがありますが、ザ・スペインのスイーツは、そんなお洒落なものじゃないというのが本当のところです。