ごめん、もうお金は送れない…実家でひとり暮らす〈年金月6万円〉の82歳母、60歳息子からの〈仕送り月5万円〉の停止に悲鳴「どう生きていけばいいのか」
老後の生活を支える公的年金。しかし年金だけで暮らせる人は少数派で、働いて収入を得たり、貯蓄を取り崩したり。なかには、子どもから仕送りをしてもらっている人も。しかし、子どもの事情で仕送りがストップ。窮地に陥るケースも少なくはありません。 【早見表】年金に頼らず「夫婦で100歳まで生きる」ための貯蓄額
社会人になってから、ずっと親に仕送りをしてくれる「優しい息子」だったが…
山田光子さん(82歳仮名)は、5年前に夫を亡くし、現在は一人暮らしをしています。生活のベースとなる年金は国民年金だけで、月約6万円。この金額では生活費を賄うには非常に厳しい状況です。光子さんは、60歳になるひとり息子から毎月5万円の仕送りを受けており、この仕送りがまさに命綱。仕送りがあるおかげで、最低限の生活を維持できていました。 ――社会人になってから毎月仕送りしてくれる、優しい息子なんです。はじめは月5,000円とかだったかな。それが少しずつ増えて、今では月5万円。このお金がないと、とてもじゃありませんが生きていけません。 山田さんは年金と仕送りで、食費や光熱費、医療費などをやりくりしながら、穏やかな日々を送っていました。しかし、ある日、息子からの1本の連絡で、事態は急転します。 ――ごめん、もうお金は送れない 60歳になる息子は定年を迎え、この先、契約社員として働き続けるといいますが、給与は6割ほど減少。さらにまだ住宅ローンは残り、とても親に仕送りをしてあげられないというのです。 仕送りがある生活が当たり前になっていた光子さんにとっては、まさに青天の霹靂。途方に暮れるしかありません。息子の仕送りがなければ、どのように生活していけばよいのかまったく見当がつきませんでした。年金だけでは食費や医療費を賄うことができず、日々の生活が困窮することは目に見えています。 生活費は月6万円ほど。持ち家だったのが唯一の救いです。しかし、食費、日用品などの雑費、光熱費、薬代……これだけで年金はすべてなくなりそう。 ――仕送りなしに、どう生きていけばいいのか……いや、これまで40年近くも援助してくれたんですよね。まずは、息子には感謝しなければ、ですね 少し強がってみたものの、やはり「月6万円」の生活には不安しかありませんでした。
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