スペインではこれを食べなきゃ、始まらないし終われない!!
美味しいロスコン・デ・レイエスは存在した! 今年は、ロスコン・デ・レイエスを一年中作っているという、ある小さな町にある老舗のお菓子屋さんで買ってみることにしました。 なんと、スペイン在住20年にして、初めて美味しいと思えるロスコン・デ・レイエスに出会ったのです。 これまで、ロスコン・デ・レイエスは、生地がパサッとしているものが普通だから、いつも生クリーム入りを購入していたのです。 今年巡り合ったロスコン・デ・レイエスは、モチッとしていてしっとり感のある生地で、一口ほおばるとフワッとオレンジの風味がきいていて、口の中にさわやかな甘みが広がり、思わず、「ん?! 美味しい」とつぶやいてしまったのです。 おまけに、クリームが生地の美味しさを邪魔しているとさえ感じ、バターと小麦粉をたっぷり使わないと出せないしっとり感のあるロスコン・デ・レイエスに思わず満足する新年の幕開けとなりました。
人生は短いから 2025年もやっぱり、1月6日のレイエスの日(三賢者の日)にロスコン・デ・レイエスを食べることで、スペインの長すぎるクリスマスシーズンがやっと幕を閉じるのです。 そうなのです、やっぱりロスコン・デ・レイエスを食べないことには、クリスマスは終わらないし、新年が始まらないのがスペイン。 今年のロスコン・デ・レイエスが美味しかったことも良かったけど、それが入っていた箱のメッセージがまた良かったのです。 『La vida es corta, cómete el postre primero 』 「人生は短いからデザートは先に食べよう」という甘党を肯定する心優しいメッセージに、スペイン人哲学が感じられるような新年にはもってこいのメッセージにも感じるのでした。 日常生活の様々なシーンで「○○だから出来ない」と、誰もがついつい色々なことを後回しにしがちではないでしょうか? 好きなことからやらないと、結局やらずに人生終わってしまうかもしれない。 だって、人生は短いから。 2025年は、やりたいことはやらなきゃな! とロスコン・デ・レイエスをほおばりながら思うのでした。 ここまで記事を読んでくださった方、ありがとうございます。 2025年は、好きなことから始めてみてみませんか? きっと充実した2025年がスタートするはずです。
Etsuko