大神いずみ「女子アナ時代、博多弁の〈ずんだれる〉を堂々と公共放送に乗せた私。〈言い間違え〉の類いを思い出して笑えるのって幸せだ」
◆私の名前(旧姓)はオオガミ…大噛み 私たち大人は聞き間違えから始まることも多い。 歳を取れば取るほど耳の聞こえ方が怪しくなってきて、特に新しい横文字の言葉など、私の年齢でもその都度確認しないと正しく聞き取れない。 そう!聞いたままその時確認しないでツラっと受け流して覚えるから、次に「言い間違える」のだ。 例えば今年「ボンボローニ」というお菓子の名前をよく耳にするのだが、よぉおく確認して口に出さないと、パッと字を見ただけで知ったかぶりしていたら「ポンポローニ」だの「ボンボロニー」だの読んでしまいそうな私がここに。 言葉の使い方や意味を、改めて確認したり人に聞いたりしなくなってきている自分が、時々怖いなぁと感じる。息子たちの若者言葉も、最初は違和感があったのだが繰り返し聞いているうち慣れてしまって、時々ツルっと自分の口から出そうな時がある。間違った使い方をした日には、オトナとして恥ずかしすぎて熱を出すかもしれないのに。 いやいや皆様、お気をつけてくださいませ。 またある時。 ふざける場面でもないときに映画の話になって、会話がポンポン弾んでいたところへ、 「そうそうそうそう、あれ、パイレーツオブカブリアンね。」 もうなんかジャックスパロウが変なものを被っているようにしか思えない。 しかもその音量よ。間違っとんのになぜ声を張って言い放ったのか不思議。 言葉を噛んだ(言い損じた)のならまだわかるが、私の「ずんだれた」と同じように、胸を張って堂々と。 ちなみに私の名前(旧姓)は大神。オオガミ大ガミ…大噛み。 アナウンサーに最初からあまり向いていなかったのではないか。 でもそんな家族や友達との何気ない会話に散りばめられた「言い間違え」「聞き間違え」に、あとから笑わせてもらっている。場所を選ばず思い出してはププッと吹き出す時、今日も大して心が塞がれるような日ではなかったと思うのだ。 人と関わっている限り、こういうネタに毎日どこかで出くわすのは、なんだか楽しい。
【関連記事】
- 大神いずみ「野球少年の息子たちに、父・元木大介は〈道具の大切さ〉を教え込む。シューズの砂を出してなくてスタメンを外される世界」
- 大神いずみ「酷暑のなか、足が攣るのは球児だけでない。久々のキャッチャーで足が攣った次男。スポーツミネラルをお守りのように」
- 大神いずみ「夏の甲子園を終え、長男が家に戻ってきた。母は初のアルプススタンド、歓声と熱気に包まれ、気づいたら試合は終わっていた」【2024年上半期BEST】
- 大神いずみ「トイレ掃除の楽しさと大切さを、小6の担任の先生とDr.コパさんが教えてくれた。野球の勝負師の家族のために今日も磨く」
- 大神いずみ「野球少年たちに、熱中症の季節がやってきた。次男の送り迎えの週末、長男・翔大は父・元木大介の背番号を背負ってデビューなるか?」